先の欧州遠征ではブラジルとベルギーに連敗した日本。米有力スポーツ誌によるロシアW杯出場32か国の格付けランキングでは22位だった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

 アメリカの有力スポーツ誌『スポーツ・イラストレイテッド(SI)』が、ロシア・ワールドカップ(2018年6月14日〜7月15日)への出場が決まった全32か国の格付けランキングを発表。1位が史上最多6度目の優勝を狙うブラジルで、日本は22位だった。
 
「ワールドカップ・パワーランキング」と銘打たった格付けランキングで、SI誌が今大会最強と位置付けたのは、南米予選を首位で通過し、本大会に一番乗りしたブラジル。2位は、グループリーグ敗退に終わった前回大会の雪辱を期し、2大会ぶりの世界制覇を目論むスペイン、3位は1958年&62年大会のブラジル以来となるW杯連覇を狙うドイツ、4位はフランスで、5位がベルギー。
 
 以下、予選で苦しみ抜いたアルゼンチンが6位、欧州王者のポルトガルが7位、ウルグアイが8位、イングランドが9位、クロアチアが10位と続く。
 
 日本は22位で、格付けを行なったジョナサン・ウィルソン記者は、
「サムライブルーは予選グループを首位で通過し、ハリルホジッチという経験豊富な監督が率いている。しかし、2015年のアジアカップは準々決勝で敗退。例によって、ベスト16に勝ち上がれるかどうかというところだろう」
 と評している。
 
 日本を上回り“アジア最強”の評価を得たのはイランで18位。その他のアジア勢は、韓国が26位、オーストラリアが30位、サウジアラビアが31位だった。
 
 SI誌のパワーランキングは以下の通り。
 
1位 ブラジル
2位 スペイン
3位 ドイツ
4位 フランス
5位 ベルギー
6位 アルゼンチン
7位 ポルトガル
8位 ウルグアイ
9位 イングランド
10位 クロアチア
11位 コロンビア
12位 スイス
13位 ポーランド
14位 ロシア
15位 メキシコ
16位 アイスランド
17位 デンマーク
18位 イラン
19位 ナイジェリア
20位 スウェーデン
21位 モロッコ
22位 日本
23位 セルビア
24位 エジプト
25位 セネガル
26位 韓国
27位 ペルー
28位 コスタリカ
29位 チュニジア
30位 オーストラリア
31位 サウジアラビア
32位 パナマ
 
 なお、11月16日発売の『ワールドサッカーダイジェスト』誌は、「ロシアW杯出場国完全格付け」と題し、オリジナルのランキングを発表。タレントの質と量、監督の実績、近年の国際大会での実績から、出場国の戦力を査定している。