ベンゼマ、モウリーニョ指揮時の裏話を暴露「良い関係だったけど…」

写真拡大

 他クラブや報道陣に対しての挑発的な言動を問題視されることが多いのが、マンチェスター・Uを率いるジョゼ・モウリーニョ監督だ。だが、レアル・マドリードのフランス人FWカリム・ベンゼマがフランスメディア『カナル・プリュス』に語ったところによると、同監督の「口撃」の矛先はクラブ内に向けられることもあったという。13日付のイギリス紙『デイリーミラー』が伝えている。

 ベンゼマが明かしたのは、2011年のエピソードだ。当時、レアル・マドリードを率いていたモウリーニョ監督は、スランプに陥っていた同選手に対して「狩りに行く時に犬ではなく猫しか飼っていなかったら、その猫を連れていかなくてはならない。わずかな獲物しか捕まえないだろうが、それでも何かは捕まえるだろう」とコメント。ベンゼマを猫に例え、期待通りの結果を出せていないことを痛烈に批判したという。

 プライドをひどく傷つけられたベンゼマは後にモウリーニョ監督のもとを訪れたという。「自分は一人の選手で、あなたは監督です。私はあなたに敬意を払いますから、あなたも私を一人の選手としてリスペクトしてください」と発言。以後、同監督から侮辱的な言葉を浴びせられることはなかったようだ。

「自分たちは良い関係を築いていたけど、あの発言があってからは(監督と)うまくやって行こうという考えは必要なくなったんだ」と当時を振り返ったベンゼマ。どうやら両者の関係に重大な影響を及ぼした出来事だったようだ。

(記事/Footmedia)