恋愛面でのギャップをいかに見せるかを追求した

恋愛パートに関してもうかがってまいります。ニノ、ユズ、モモの三角関係や、他のメンバーたちの恋愛部分について、どんな感想を持たれましたか?
甘酸っぱいなぁ…って思いましたね。演じているときはすごく真剣だし、目の前にある人間関係に難しさを感じたりしていましたが、完成した映画を見て、温かさと甘酸っぱさを感じました。
22歳の杉野遥亮として、演じているときとは違う印象を受けた?
たしかにその瞬間は真剣に考えて、一生懸命ひたむきに走っているんですけど、少しだけ年齢を重ねたことで、当時の懐かしさだったり、ほろ苦さだったりが呼び起こされました。自分もこうやって、少しは大人になっていくのかなぁ…って(笑)。
ハルヨシもガッチリ、恋愛パートの一翼を担っていますね。深桜に想いを寄せつつ、深桜はユズのことが好きで。深桜に「ユズなんかやめてアタシにしておきなさい」と言っては、いつも冗談と受け取られて…というのを繰り返します。
この部分も原作を読みながら、普段のハルヨシと恋愛部分のギャップをどう見せるのか? と悩んだ部分でもあったんですけど、とにかく真摯に深桜のことを見つめるしかないなって。
それまで冗談めかして告白していたのが、中盤の教室のシーンで、ついに「本気で言ってるんだけど」とハッキリと気持ちを伝えます。キリッとした力強い口調になり、ギャップで魅せますね!
あのシーンは監督から「もっとこういう感じ」と指導を受けて、何度もトライさせていただきました。自分なりにもしっくり来たところで、監督も「これだね」と納得してくださって、完成した映画を見ても間違っていなかったなって納得しました。
さらに深桜の気持ちが揺れるのを見逃さず、力強く抱き寄せます! あのシーンはニノやユズたちの恋愛シーンに負けず劣らず、キュンとさせられる観客が続出するかと。
そう思っていただけるとうれしいですね。僕のマネージャーさんはあのシーン、大爆笑だったらしいですけど…(笑)。
冗談だと思わせておいて、ここぞというときに本気だと伝える、ハルヨシのアプローチはどう思いましたか?
ちょっとズルいでしょ(笑)、あれは。冗談めかして保険をかけているよなって思いますね。でも、なかなか声にならなかった「本気だ」って心の奥の気持ちがようやく出てきて、よかったなと思いますけど。
ハルヨシなりに恐怖もあったんでしょうし、冗談めかしてタイミングを計りつつ…。
そうなんですよね。少しずつ近づいて、(最初のうちは)彼の中で「まだ」だったんでしょうね。

「何でも言えてケンカもできる。そういう人と出会いたい」

杉野さんから見て、ニノと深桜のどちらが女性として好みのタイプですか?
どちらかを選ぶなら深桜ですね。普段は強気な女の子なんですけど、随所に弱い部分を垣間見せるのが可愛いなって思います。ユズへの想いや振り向いてもらえないつらさを、ハルヨシにだけは言ってくれるところもうれしいですね…ってこれ、完全にハルヨシ目線になってますね、僕(笑)。
“ハルヨシ目線”というのは、物語の中でもすごく重要だし、観客として心地よいなと思います。リーダーとしてバンドをまとめるという役割はもちろんですが、それだけでなく優しく、ひとりひとりのことをよく見ているなと。そういう要素は杉野さん自身の中にもありますか?
自分では近いものがあるというか、そうありたいなと思いますね。いや、みんなが実際にどう思ってるかはわからないですけど…(笑)。ハルヨシの視点や考え方は共感しやすかったし、すごく演じやすかったです。
ちなみに杉野さんがハルヨシのような立場で、近い位置に好きな女の子がいたら、気持ちをストレートに伝えられますか?
近い位置にいるほど、ためらっちゃうかもしれませんね。いまの関係を壊したくないという思いがあるし、どうしてもその後のことを考えちゃう。ハルヨシにもそういう思いはあったんだろうなって感じます。
では、どうやってアプローチをするのでしょう?
それとなく少しずつ、相手の反応を探りながら…ってハルヨシと同じですね(笑)。ちょっとずつ距離を縮めつつ、たまにドキッとするようなことを言ったり。冗談めかしながら…って同じだ!(笑)。
バンドとして活動し、“友達”や“仲間”という垣根ができてしまうと、その関係を恋愛に変換するのは…。
相当、難しいですよね。勇気がいりますよ。うん、しょうがないんだな、あのハルヨシのアプローチは。僕だってああするな、きっと(笑)。
先ほど、22歳の視点で「ちょっと大人になった」とおっしゃってましたが…(苦笑)。
精神は意外とまだまだ高校生に近いですね(笑)。
杉野さん自身が、恋愛で相手に求めるものや理想の関係性はどういうものですか?
何でも気を許せることが大事ですかね? 僕自身、どうしても人に気を遣ってしまうことが多くて、あまり外で感情を思い切り爆発させるってことはないんですよ。場を乱したくないし、輪を壊したくないから。だからこそ、大事な人にはきちんと気持ちをぶつけたい。何でも言えるし、ケンカもできる。そういう人と出会いたいですね。
そういう意味でも、深桜はいい相手なのかもしれないですね?
たしかに。僕も友達から恋愛に発展するタイプかもしれませんね。ハルヨシを見習ったほうがいいな…。いま、話をしながらいろいろと気づかされてます(笑)。
以前、映画『兄に愛されすぎて困ってます』でお話をうかがった際は、個性豊かなイケメン男性キャラクターたちの中でも、自分がヒロインなら「(自身が演じた)国光を選ぶ!」とおっしゃっていましたが、それで言うと今回の男性キャラクターの中では…。
断然、ハルヨシを選びます!(笑)
『兄こま』に本作、さらに10月30日からドラマ『花にけだもの』(dTV、FOD)が配信中と、次々と恋愛ストーリーに出演されていますが、作品ごとにまったく役柄のタイプもシチュエーションも異なりますね。
そこにすごく面白さを感じています。毎回、全然違う考え方を持っている人を演じさせていただいて、その人のことをもっと知りたくなります。「どうしてそんなことをする?」とか「バカだな」とか「スゲーな!」と思いながら楽しんでますし、意外と私生活でも活かせそうだな…って思ったり(笑)。
こういうシチュエーションに陥ったら…。
こういうセリフを言うといいのか…とか、勉強にも(笑)。

中条あやみから、ハルヨシの言葉遣いに関する質問!

livedoorニュースでは、映画『覆面系ノイズ』に出演するメイン6人のキャストさんのインタビューを順次配信します。そこで、キャストさんからキャストさんへ、聞きたいことをお預かりしてお答えいただく質問企画を用意しました。
おっ、はい!
一番手の杉野さんへは、中条さんからの質問です。『ハルヨシはオネエ言葉で話すキャラクターでしたが、撮影以外のときにもつい、オネエ言葉が出ちゃったりしませんでしたか?』とのことです。
ありましたね。私生活の中でも、ハルヨシという役のことをいろいろ考えちゃって。相手にどう接すると優しいのか? とか考えながら、ヘアメイクさんの会話とかを注意深く観察してて「あ、つい出ちゃった!」ということはけっこうありました。
本作では言葉遣いが女性的ですが、長澤まさみさんと姉弟役で共演した『AZUL by moussy』のCMでは、女装をされていましたね。あのCMでも今回の劇中でも、ちょっとした仕種や所作が、すごく繊細で美しいなと思いました!
あのときもすごくいろんなことを意識しましたね。でも、自分で自分の指を見て「キレイだな」って思って、その瞬間に「イケる! 何とかなるな」って思えました(笑)。
杉野遥亮(すぎの・ようすけ)
1995年9月18日生まれ。千葉県出身。O型。2015年に雑誌『FINEBOYS』(日之出出版)の専属モデルオーディションでグランプリを獲得。『キセキ ―あの日のソビト―』で映画デビュー。TVドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)、『嘘の戦争』(関西テレビ・フジテレビ系)、『ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編』(日本テレビ系)などに出演。WEBドラマ『グッドモーニング・コール our campus days』(Netflix、FOD)、『花にけだもの』(dTV、FOD)が配信中。2018年には映画『あのコの、トリコ。』、『きらきら眼鏡』が公開予定。

出演作品

映画『覆面系ノイズ』
11月25日(土)全国ロードショー!
http://fukumenkei-noise.jp/

© 2017映画「覆面系ノイズ」製作委員会

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、杉野遥亮さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
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受付期間
2017年11月13日(月)12:00〜11月19日(日)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/11月20日(月)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し) のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから11月20日(月)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき11月23日(木・祝)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
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