ケヴィン・スペイシー(Kevin Spacey) photo : Getty Images

約30年前、俳優のアンソニー・ラップに対して性的暴行を加えていたことが発覚したケヴィン・スペイシー。ドラマ「ハウス・オブ・カード」の現場でもスタッフに対してセクハラ行為をしていたことが明らかに!

先週、ロンドンのオールドヴィク劇場の芸術監督をしていた頃のセクハラ行為が暴露されたケヴィン・スペイシー。今度はドラマ「ハウス・オブ・カード」の元スタッフを含む8名のスタッフが告発。「スペイシーは同意なく人の体に触り、淫らなことを言ってきた」「スペイシーは性的な搾取者」と語っている。彼らによるとスペイシーから嫌がらせを受けていたのは若い男性スタッフが多かったという。

スペイシーのセクハラ行為が明らかになりNetflixはドラマ「ハウス・オブ・カード」のシーズン6の撮影を中止していたけれど、改めて厳しい処分を決定! 「シーズン6にケヴィン・スペイシーは出さない」と発表した。さらにスペイシーのエージェントもパブリシストも彼との契約を打ち切ることを決定したという。

周囲のみんなから見放されてしまったスペイシー。でもまだまだ転落は止まらない。なんと俳優リチャード・ドレイファスの息子で同じく俳優のハリー・ドレイファスがスペイシーからセクハラを受けたことを告白。2008年にスペイシーが監督した舞台「Complicit(原題)」に父リチャードが出演、そのリハーサルのため父と一緒にスペイシーのアパートメントに行ったというハリー。3人で脚本を読んでいるときに、スペイシーが太ももを触ってきたという。

「Complicit」に出演する父リチャード。リチャード・ドレイファス(Richard Dreyfuss)、デヴィッド・スーシェ(David Suchet) photo : Getty Images

当時の衝撃についてハリーは「ついに私は疑いを持つに至りました。疑うまでに時間がかかってしまいました。ケヴィンがそもそも僕に興味を持つとは思いもしなかったからです。彼は大人の男性で、僕のヒーローで、父の上司でした。どの立場においても、僕にとって性的な関係の相手として考える人ではありませんでした」「父の前で僕にそういうことはしないはずだと思いました。でも彼の手は太ももにずっと置かれていました」。スペイシーから逃れようとしたけれど「彼の手は1センチ1センチと、太ももから足の間へと動いてきました」と生々しく語っている。また父リチャードはこの告白を受けて「世界中の言葉を使っても言い尽くせないくらい息子を愛している。彼をとても誇りに思う」とツイート、サポートする姿勢を表明している。

ちなみに現在、ロンドン警視庁は2008年に起きた性的暴行事件に関連してケヴィン・スペイシーを捜査中。これからまだまだ新たな事実が明らかになる可能性も……。続報にも注目したい。

text : Yoko Nagasaka