2回に2ランを放ったスプリンガー(背番4)を迎える同僚たち

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【ワールドシリーズ第7戦】

● ドジャース 1 - 5 アストロズ ○

<現地時間11月1日  ドジャー・スタジアム>

 ドジャースとアストロズによるワールドシリーズ第7戦が1日(日本時間2日)に行われ、勝利したアストロズが対戦成績を4勝3敗とし、球団史上初となるワールドシリーズ制覇を成し遂げた。MVPには打率.379、5本塁打を記録した、ジョージ・スプリンガー外野手が選ばれた。

 アストロズは初回、ドジャース先発・ダルビッシュに対し先頭のスプリンガーが二塁打で出塁。続くブレグマンの打球は平凡な一ゴロとなったが、これを相手一塁・ベリンジャーが悪送球し、わずか4球で先制点を奪った。

 さらに、ブレグマンが三盗を決め無死三塁としたあと、3番アルテューベの一ゴロの間に2点目。2回も内野ゴロの間に3点目を奪うと、1番スプリンガーが豪快な2ランを左中間へ運び、ダルビッシュを2回途中でノックアウトした。

 投げては救援陣が力投。先発のマクラーズは4死球を与えるなど3回途中で降板したが、ピーコックやモートンなど、シーズン中は先発として活躍した投手たちが、ロングリリーフとして機能した。

 打線は3回以降ゼロ行進を続けたが、序盤の先制パンチが効き逃げ切り勝ち。敵地で初の世界一を決め、8月下旬に大型ハリケーン「ハービー」で被災した地元民に勇気と希望を与えた。

 ドジャースは先発のダルビッシュが、2回途中5失点と崩れ負け投手。打線も再三の好機を活かせず、29年ぶりの世界一へあと一歩届かなかった。