映画「軍艦島」のポスター(CJエンタテインメント提供)=(聯合ニュース)

写真拡大 (全5枚)

【ソウル聯合ニュース】日本による植民地時代に端島炭坑(長崎市)に強制徴用された朝鮮半島出身者が命がけで島を脱出しようとする姿を描いた韓国映画「軍艦島」(原題、リュ・スンワン監督)がスペインで開催されたシッチェス・カタルーニャ国際映画祭でオービタ部門の最優秀作品賞を受賞した。配給会社のCJエンタテインメントが15日に明らかにした。

 同映画祭は、ジャンル映画祭としては最大規模を誇る。オービタ部門ではその年最も注目に値する作品を紹介し、観客でつくる審査委員団が選んだ映画に作品賞を贈る。同映画祭で受賞した韓国映画は3作目となる。

 同映画祭の副執行委員長は「軍艦島」について、「最高の叙事やドラマ、アクションが共存する映画」とした上で、「誰もまねできないこのようなジャンルのコンビネーションはアクションとスリラーの巨匠、リュ・スンワン監督だけがつくれる作品」と評価した。

 映画祭では韓国公開版より18分長い監督版が上映された。韓国南部の釜山で開かれている第22回釜山国際映画祭でも15日午後、監督版の特別上映会が行われる。