魅力度ランキング(47都道府県)

写真拡大 (全2枚)

ブランド総合研究所は10日、47都道府県と1000市区町村を対象にした「地域ブランド調査2017」の結果を発表した。この調査は、各地域に対して魅力度や認知度、イメージなど全104項目の設問を設け、地域のブランド力を「魅力」として数値化したもの。12回目となる今回の調査では、全国の消費者3万745人から有効回答を得た。

都道府県の魅力度ランキングでは、北海道が9年連続の1位を獲得し、京都府も9年連続の2位、東京都が3位にランクインした。10位までは、昨年と同じ顔ぶれだが、福岡県は昨年10位から8位に順位を上げた。最下位は5年連続で茨城県。前年よりも魅力度を伸ばしたが、同じ北関東の群馬県と栃木県の方が上昇している。他の地域では兵庫県、広島県、宮崎県、山梨県、新潟県、滋賀県、福島県、岐阜県なども魅力値が上昇している。

市区町村の魅力度ランキングでは、京都市が2013年以来4年ぶり2度目の1位を獲得。魅力度以外にも観光意欲度で2位、居住意欲度で3位になっており、地域資源評価項目では「魅力的な街並みや歴史建造物がある」など歴史資源で他を圧倒する評価を得た。昨年1位の函館市は2位、札幌市は3位となり、この3市が10年間、上位3位を独占している。2017年7月に世界文化遺産に登録された「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」がある福岡県宗像市と福津市の情報接触度には大きな変化はみられず、以前に登録された平泉町や富岡市よりも伸び悩む傾向が出ている。