世の中にある様々な試験に、常に付きまとうのがカンニングなどの不正問題。学校の小テストはともかくとして、各種入試や資格試験などでのカンニングは絶対に許される行為ではない。(イメージ写真提供:123RF)

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 世の中にある様々な試験に、常に付きまとうのがカンニングなどの不正問題。学校の小テストはともかくとして、各種入試や資格試験などでのカンニングは絶対に許される行為ではない。中国メディア・今日頭条は20日、各国の大学におけるカンニング対策について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、アメリカの大学の状況を紹介。「米国の大学で行われる正式なテストではスマートフォンやスマートウオッチの携帯が厳しく禁止されている。しかし、カンニングは依然として多く、対策の効果は決して思わしいものではない」としている。

 続いては、タイの大学だ。学生はみな頭に奇妙な輪っかを装着して試験に臨むとし、その様子を撮影した写真を併せて紹介。輪っかの両サイドには白い紙が付いており、頭に装着することで両隣の学生の答案が見えなくなるということのようである。

 また、学歴至上の考えがなおも強く、新しいカンニングアイテムが次々と出現する中国については、発覚時のペナルティを強化していると指摘。「処罰の方式がますます重視されており、国レベルの大型試験で不正行為を働けば国の刑法に抵触し、法的責任を負うことになる」と説明した。

 そして、われらが日本については「そもそもカンニング対策を何も講じる必要がない。大学生は基本的にカンニングをしないのだ。答案用紙を配り終わった教員が教室を離れて休憩するなどということさえある。なぜなら、日本では試験の結果だけでなく出席などの平常点も成績に考慮されるからなのだ」と、評価方法の違いにも触れて論じている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)