阪神の鳥谷敬=横浜(C)KYODO NEWS IMAGES

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◆ 6番で存在感

 阪神の鳥谷敬が、6番という打順で存在感を見せている。

 『6番・三塁』で出場した28日のDeNA戦では、3回の第2打席にセンター前に運ぶと、5回の第3打席はライト前ヒット、6回の第4打席はレフト前ヒットと広角に打ちわけ、今季6度目の猛打賞を達成した。

 昨季は打撃不振に苦しんだ鳥谷だったが、6番に座ることが増えた今季はここまで138試合に出場して、打率.298、4本塁打、41打点を残すなど復調。

 28日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター』で解説を務める大矢明彦氏は「この打順だと良い球から積極的に打ちにいくことができますよね。それがいい方向に向かっている」と復調の要因について説明した。

◆ 課題だった6番を固定

 また、チームにとっても鳥谷を6番に固定できたことは大きい。昨季リーグワースト5位の506得点だった阪神打線の中において、6番打者は18人の選手が務めるなど、苦労した打順のひとつだった。

 鳥谷が復調したことで、今季は6番に置くことができた。チームの得点数も昨季を上回る569得点を挙げるなど、クリーンナップの後を打つ鳥谷を含めた下位打線が機能するようになったことで得点力がアップした印象だ。

【2016年・6番打者のスタメン出場数】

鳥谷 敬  31試合

ゴメス   23試合

高山 俊  15試合

中谷将大  15試合

原口文仁  9試合

北條史也  7試合

西岡 剛  7試合

板山祐太郎 6試合

ヘイグ   5試合

陽川尚将  5試合

江越大賀  4試合

伊藤隼太  4試合

横田慎太郎 3試合

狩野恵輔  3試合

新井良太  2試合

今成亮太  2試合

柴田講平  1試合

俊 介   1試合

【2017年・6番打者のスタメン出場数】

鳥谷 敬  112試合

北條史也  5試合

大山悠輔  5試合

高山 俊  5試合

キャンベル 5試合

原口文仁  2試合

上本博紀  1試合

伊藤隼太  1試合

陽川尚将  1試合

中谷将大  1試合

(ニッポン放送ショウアップナイター)