北朝鮮の内閣機関紙・民主朝鮮は26日、韓国軍が15日に発射した「玄武2」が失敗したことに対して「取るに足りない兵器で立ち向かってみようとする笑止千万な空威張りだ」と嘲笑する署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

韓国軍は、北朝鮮が15日に弾道ミサイル「火星12」型の発射訓練を行ったことに対応して、弾道ミサイル「玄武2」を2発発射したが、1発は発射直後に海上に落下し、失敗した。

論評は、「射程が数百キロしかならないミサイルもまともに撃てない境遇にあるかいらいが、その分際で『よう懲』だの、『先制攻撃』だのとして奔走する振る舞いこそ、三尺の童もあざ笑う無様だと言わざるを得ない」と述べた。

また、「大洋向こうの米国の地も焦土化することのできる万端の準備を整えたわれわれが、鼻先のかいらいなどが先に発砲する場合、あっという間に一人残らず一掃するのは朝飯前である」と主張した。

その上で、「再び警告するが、かいらいは自分をはっきり知るべきであり、われわれにあえて先に発砲するならあっという間に南朝鮮の全体が廃墟になるということを銘記すべきである」と強調した。