鳥取市内の鳥取砂丘でスマホゲーム「ポケモンGO」の大規模イベントが開かれると一部で報じられ、愛好者らがツイッター上などで喜びの声を上げている。

まだ公式発表はされていないが、早くも市内のホテルなどは満室が多くなっている模様だ。

11月17〜19日に開催し、海外のレアキャラも登場?


イベント開催を報じたのは、共同通信の2017年9月21日付ネット配信記事だ。

それによると、イベントは、鳥取県やゲーム運営会社の米国ナイアンティック社などが企画しており、11月17日の平日の金曜日から19日の日曜日までの3日間行う方向で調整している。

イベントでは、愛好者が一堂に会してプレーし、海外でもレアなキャラを登場させることも検討しているという。砂丘の雄大な景色の中を歩き回ってポケモンを探し、協力して強いポケモンを倒すなどの体験が楽しめるとしている。

ポケモンGOは、16年7月のスタート時は社会現象にもなり、その後は、沈静化したものの、愛好者は一定数いる。横浜市内で17年8月に運営会社などが大規模イベントを開いたときは、1週間で約200万人もが集まった。

それだけに、今回の報道を受けて、ツイッター上では、愛好者らから次々に期待する声が上がっている。

鳥取県やゲーム運営会社「公表できるものはない」

報道されたレアポケモンは何かについても、議論が盛り上がっている。

横浜のときのように、レアキャラの「アンノーン」が出現して、今度は、「TOTTORI」の文字が揃うようにするのではないかとの声が出た。また、海外のレアキャラとしては、アメリカで出現する「ヘラクロス」や「ケンタロス」ではないかといった憶測も流れている。

また、鳥取市内では、ホテルなどがすでに満室のところが多いとの声も相次いでおり、予約サイトでも実際に空きが少ない状態になっている。横浜でのイベントでは、歩きスマホや車の渋滞、路上駐車などが問題になっただけに、今回も心配する向きもあった。

鳥取県の広報課は9月22日、Jタウンネットの取材に対し、砂丘を16年7月から「スナ(砂)ホ・ゲーム解放区」と宣言して以降、ナイアンティック社と何かできないか話し合いを続けていることを認めた。ただ、報道されたイベントについては、「決まっていること、公表できるものはないのが現状です」と答えた。なお、解放区を宣言してから、歩きスマホなどの苦情はなく、車が通らないので、事故もほとんどないという。

ナイアンティック社の広報を担当しているホフマンジャパンは、「こちらで公表しているものではないので、イベントについてはお答えしていません」と取材に答えた。