安室奈美恵にはやくもNHK紅白出場を巡る攻防?引退発表の”大きすぎる余波”(写真はイメージです)

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 安室奈美恵(40)が9月20日、公式サイトで「2018年9月16日をもって引退することを決意致しました」と発表した。世間に衝撃が走る中、一部では大みそかの『NHK紅白歌合戦』出場に注目が集まっているが、関係者からは「有り得ない」と否定的な見解が聞かれた。

「引退の日に向けて、安室は『アルバムやコンサート、最後にできる限りの事を精一杯し、有意義な1年にしていきたいと思ってます』などと表明。この発表から一夜明けて、21日付の『スポーツニッポン』は、安室が『紅白』に“大トリ”出場を果たすことが『確実になった』と伝えています」(スポーツ紙記者)

 安室は1995年の『紅白』初登場から、2003年まで9回連続で出場。しかし、以降は1回も出ておらず、何度か「出場内定」の報道が浮上した時も、結局「決定」には繋がらなかった。

「安室の『紅白』復活が叶わないのは、ほかならぬ本人がNGを出してきたから。NHKやエイベックスがいくら促しても、本人が頑として譲らないんです。特に、2016年は安室の45作目のシングル『Hero』がNHKのリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック放送のテーマソングに起用されたこともあって、出場の可能性が高まったものの、やはり本人が断ったようです」(同)

 一説によると、安室が『紅白』に出なくなったのは、世界に通用するアーティストを目指す中で、日本のミュージックシーンと距離を置くためだったといわれている。しかし、引退前最後となる今年の『紅白』くらいは出場の可能性もありそうなものだが、それも絶望的だというのだ。

■NHKが犯した安室のタブー映像放送

「NHKは、すでに安室の心象を損なう“大ポカ”をしでかしているんです。安室が公式サイトで発表するのとほぼ同時に、NHKは速報として彼女の引退を報じたんですが、この時、1997年に行われたTRF・SAM(55)との結婚会見の映像を使ってしまった。安室は映像の使用に厳しく、特に2002年に離婚したSAMとの映像は“タブー扱い”になっている。エイベックス内でも相当ザワついたようで、関係者の間では『紅白』について『絶対に出ない』という見方が強まっています」(テレビ局関係者)

 自ら逆境を作ってしまったNHKに、挽回のチャンスはあるだろうか。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)※1大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する