キャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge) photo : Getty Images

メンタルヘルスの治療の大切さを訴え、イギリスだけでなく世界中から注目を集めているウィリアム王子とヘンリー王子、そしてキャサリン妃。妃があるアニメ作品のPR動画に出演した。

キャサリン妃が登場したのはイギリスにあるメンタルヘルスの研究施設「アナ・フロイト・ナショナルセンター・フォー・チルドレン・アンド・ファミリーズ」が制作した子ども向けのアニメのPR動画。妃は「メンタルヘルスとは私たちがどう感じ、どう考えているかということです。目には見えませんが、日々私たちに影響を与えています。メンタルヘルスについて話すのはとても難しく感じるものです」と子どもたちにもわかりやすいように説明した。

「このアニメはメンタルヘルスについて話す上で助けになります。自分だけで取り組むのは難しすぎると思えるとき、誰に何を話したらいいのか。そして私たちの友達の1人がつらいと思っているとき、どのように話を聞いて助けてあげればいいのか。ただ会話をすることで物事をよくすることができることがあるのです」とも。

キャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge) photo : Getty Images

妃が語るようにアニメは、子どもたちに「話すこと」の大切さを訴えたもの。悩みがあるときには「助けて」と声を上げ、そう友達に打ち明けられたときには信頼できる誰かに相談して欲しい、とメッセージを送っている。これまでも子育て中のママや、子どもたちのメンタルヘルスの問題に取り組んできた妃。大人だけでなく子どもたちにも訴える発信力の幅広さも、妃たちの活動が画期的である理由の1つと言えそう。

 

courtesy of Anna Freud NCCF via YouTube

text : Yoko Nagasaka