スタバ、初のポイントプログラム開始。「レジ待ち不要」サービスの日本導入にも意欲
スターバックス コーヒー ジャパンは、スタバ初のポイントプログラム「STARBUCKS REWARDS」(スターバックス・リワード)の国内提供を9月20日に開始します。

STARBUCKS REWARDSは、スターバックスが米国などで先行展開しているポイントプログラムです。

9月20日に始まる国内サービスでは、WEB登録済のスターバックス カードによる決済50円(税抜)につき、「Star」と呼ばれるポイントが1つ付与。Starのグレードには2種類あり、1年以内にGreen Star(通常のStar)を250 Stars集めると、以降はGold Starを集められるようになります。



特典としては、Gold Starを150 Starsごとに税別700円の「Reward eTicket」を付与。これを使って、店舗でドリンク・フード・コーヒー豆など好きな商品と交換できます。

さらに新商品の先行購入や、コーヒーセミナーの先行予約、オリジナルグッズや限定企画への招待など「体験を重視した」(担当者)特典を用意。そのほか、本サービスで集めた顧客データをビッグデータとして解析することで、商品開発に活かす狙いもあるといいます。

STARBUCKS REWARDSへの参加方法は次のとおりです、iPhone・Andorid向けのスターバックス公式モバイルアプリを利用。または、WEBページから、手持ちのスターバックスカードを登録します。

スターバックス コーヒー ジャパン 代表取締役CEOの水口貴文氏

なおスターバックスといえば、デジタル技術の導入にかなり積極的。米国ではiPhone 8 / Xにも対応するワイヤレス充電器を主要店舗に設置するしているほか(出展:Slash Gear)、AIが音声認識で注文を受け取る仕組みも試験導入。さらに、来店前にスマートフォンで注文&決済し、店ではレジに並ばずにカウンターで商品を受取るだけの「モバイルオーダー&ペイ」も米国や韓国で先行導入しています。

この「モバイルオーダー&ペイ」については国内導入を望む声もあります。これについて同社の水口貴文CEOは「大きなポテンシャルを感じている。具体的なことは言えないが、きちんと準備していきたいと思っている」とコメント。国内導入に意欲を示しました。