高級魚「とらふぐ」はかまの部分が一番おいしい!

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【写真を見る】高級魚のクエ。立派なクチビルはどんな味?

同じ魚でも“部位”によって味が異なり、また値段にも雲泥の差が出ます。果たして食材の“一番おいしい部分”はどこなのでしょうか。ひょっとしたらプロの料理人が「一番おいしい」と太鼓判を押す部位を、普段の料理で捨ててしまっているかもしれません。

 

■ 魚の意外すぎる“一番おいしいところ”

9月6日放送の「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日系)では、魚の一番美味しいところだけを食べる企画が登場。番組に登場したグルメな著名人が通う魚の名店「さかなや富ちゃん」の大将・末富宏が旬な魚の通好みな部位の数々を教えてくれました。

まず登場した魚は「本マグロ」。“赤身”や“大トロ”といった部位をまず思い浮かべるポピュラーな魚ですが、末富がまず切り出したのはなんと頭。脳天からわずかにとれる「ハチの身」という部位が一番美味しいそうです。実食した番組のディレクターが「とける!」「甘い!」と驚いていたように、赤身のコクとトロの甘味を兼ね備えた味わい。

そして“てっさ”や“てっちり”などで知られる「とらふぐ」は、かまの部分が美味しくプロの間では“カエル”の名でお馴染み。しっかりとした弾力と旨味を持っており、末富はこの部位を“から揚げ”にしていました。

その他の魚の部位も「真鯛は目玉」「クエはクチビル」「カマスは皮」など、どれも意外なものばかり。視聴者からは「マグロは脳天なのか… 食ったことないな」「ふぐのから揚げめっちゃ美味しそうでよだれ出た」「クチビルってどんな味がするんだろう?」との声が上がっています。

 

■ 魚以外の食材にも“おいしいところ”が!

番組で紹介された“魚”以外の食材にも、美味しい部分が数多く存在します。例えば果物のキウイフルーツも食べる場所によって甘さに差が。神奈川県「鳥居農園」の公式サイトによると、へたの部分よりおしりの部分の方が1%ほど糖度が高いそうです。ちなみに一番甘いのは真ん中の白い部分。

そして“牛肉”の美味しい部位としてよく挙げられるのが“シャトーブリアン”。希少部位と言われるヒレ(大腰筋)の中の、特に肉質が良い中心部分がシャトーブリアンと呼ばれます。この部位の特徴は脂肪がそれほど含まれていないにも関わらずやわらかいこと。牛が生活する上でほとんど使用されない筋肉であるため、低脂肪かつやわらかい肉質が出来上がるのです。

いずれも希少部位なことが多い、食べ物の美味しい部分。人生の中で一度くらい、たくさんかき集めて大量に食べてみたいものですね。