12日に発表予定のiPhone3モデル(iPhone X、iPhone8、iPhone8 Plus)には、新CPUとしてA11 Fusionチップが搭載されると考えられています。この新チップに関する情報が、iOS11の解析を行ってきた有名デベロッパーによって明らかにされています。

6(2+4)コア構成に

A11 Fusionについて言及しているのは、デベロッパーのスティーブ・トラウトン-スミス氏(@stroughtonsmith)です。同氏はこれまでにも、新iPhoneのデュアルカメラやメモリー、そして3モデルの名称などについて、流出したiOS11 GM版のファームウェアの解析を通して明らかにしてきました。
 
トラウトン-スミス氏によると、iPhone Xを含む3モデルに搭載されるA11 Fusionチップは、6コアプロセッサーとなるそうです。内訳は、パフォーマンス重視の負荷の高いシーンで活躍する高性能コア(Monsoon=季節風)が2つ、消費電力を抑えて負荷の低いシーンで活躍する高効率コア(Mistral=北西風)が4つになると考えられています。
 
なお、各コアの名称は、どちらも天候に関する単語となっており、iPhone7のA10 Fusionは、高性能コアがHurricane=暴風、高効率コアがZephyr=そよ風となっていました。

多コア化の道を歩み始めたApple

注目したいのは、Appleが本格的に多コア化の道を歩み始めた点でしょう。
 
同社は2011年のiPhone4s(A5チップ)から2015年のiPhone6s(A9チップ)まで、一貫して2コアに固執し続け、長らく一定数のコアで性能向上を図る道を選んできました。2016年に登場したiPhone7のA10チップで、ようやく4コアに増やしたばかりです。一般的には、コア数を増やせば増やすほど、マルチタスクなどに効果を発揮する一方で、バッテリーの消耗度合いが激しくなると言われています。
 
ちなみに、現行Android端末のハイエンドモデルに搭載されている、QualcommのSnapdragon 835は、高性能コアが4つ、高効率コアが4つの計8コアとなっています。
 
 
Source:Twitter-@stroughtonsmith,Twitter-@never_released
(kihachi)