プチプラ神コスメ「ニベア」は本当に万能?2週間、朝晩のケアを試してみた

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みなさん、ご存知の「ニベア」の青缶。高級クリーム「ドゥ・ラメール」と成分がほとんど同じということで話題になり、ネットにもいろいろな体験談が上がっていますよね。

本当にいいの?と気になる人も多いことでしょう。そこで筆者が、実際に2週間ニベアを使ってみた体験をレポートします。

ニベアで朝晩のケアをしてみた


筆者の肌質は「普通肌」です。1年を通じて乾燥はしないので、お手入れはシンプル。朝は「化粧水+乳液」、夜は「化粧水+オイル」を使っています。

要するに「水分+オイル」でフタをするというケアをしているのです。化粧水はノンアルコールのプチプラ化粧水、乳液とオイルは季節や気分により、高価なものからプチプラまで使い分けています。

そしてニベアですが、基本的には油分でフタをして乾燥を防ぐアイテムです。毛穴・美白・ニキビケアなどの効果はないものと考えたほうがいいでしょう。

今回、ニベアの使用感&効果を知りたかったため、「エビアン+ニベア」で朝晩のケアをしてみました。

ネットでは「ガッテン塗り」といって、洗顔したらすぐにニベアを塗るという使用法が人気らしいのですが、その使い方はどうも正しくない様子。基本的に化粧水はつけたほうがいいと思います。

■使ってみた感想は?


まず、ネットを見ると「ニベアはテクスチャーが固い」と書かれていますが、季節にもよるけれど、そんなに固い印象はありませんでした。
固いと感じる人は、もしかして顔にニベアを直接置いて、そのまま伸ばしているのかも?

筆者は、ニベアを手のひらによく伸ばし、顔にプレスするようにつけてみました。夜は二度づけ、朝は一度づけでメイク。

個人的な意見ですが、いつもケアに使用しているオイルよりもベタつきが少ない印象です。翌朝は「肌が柔らかくなった」という印象を持ちました。

さらに「化粧水+ニベア」一度塗りでメイクをしましたが、思ったほどベタつきは気になりませんでしたね。ベタつきが気になる人は、メイク下地の前にティッシュオフするのがおすすめです。

あと、ネットには油焼けを気にする意見もありますが、それは油分を含んでいる化粧品にも起こりうること。ニベアでなくても、基本的にUV対策はしたほうがいいでしょう。

■うれしいおまけ!ボディがツルツルに


2週間続けて、肌が劇的に変わったという印象はありませんでしたが、顔のついでに塗っていた、ひじとひさがツルツルに!ボディのほうが結果は出やすいかもしれません。
夏場はノースリーブやオフショルダーばかりという人は、意外に荒れやすい肩先につけるのもいいでしょう。

ニベアパックの効果は?


顔が白くなるほどニベアを塗りたくり、入浴する(もしくはスチームを当てる)という「ニベアパック」も話題になりましたが、こちらはあまり意味がない気が…。

必要以上につけるのはムダだし、もっと言うと、その後は化粧水を弾いてしまうので、洗顔が必要というのも疑問です。

なお、ニベアをクレンジングに使用するのも、結局ダブル洗顔が必要なので、乾燥肌の人はかえって荒れるのでは?と思いました。

ニベアはこんな時におすすめ


ちなみに、ドゥ・ラメール愛用者の友人にニベアについて聞いてみると…。
「ドゥラメとニベアは、成分は一緒でも配合量や質が違うだろうし、使用感やテクスチャーの感じも全然違う。高価なクリームを使うことでテンションが上がるって効果もあると思う」とのこと。

この発言は一理あります。それと筆者が感じたのは、ニベアは肌断食や化粧品断捨離をする際におすすめ、ということ。

「化粧水+乳液+美容液」の3アイテムで2万円超えの人は、その化粧品が本当に自分に合っているかを確認するのにニベアを使うといいでしょう。

お肌に手をかけすぎることで、かえって調子が悪くなる、というケースもあるので、ニベアを試すのは、本当に必要なケアを知るためのいい機会になるかもしれません。

■お試し感覚で気軽に使ってみて


プチプラで手軽に購入できるし、たくさん使っても罪悪感がないところは、かなり魅力的かも。乾燥が気になる季節。モノは試し!という感じで、気軽に使ってみてはいかがでしょうか。

ライタープロフィール


天野りり子
ライター/編集者
大学在学中からライター&編集稼業をスタート。女性誌ではビューティ&ヘルス企画、男性誌では恋愛記事を多数執筆、書籍編集も手がける。
趣味は読書とタロット占い、そして恋バナを収集すること。