並々ならぬ思いで本作に参加 (C) 2017 Nine Eleven Movie, LLC

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 チャーリー・シーンとウーピー・ゴールドバーグが共演し、2001年9月11日に起こった米同時多発テロ事件を描く「ナインイレヴン 運命を分けた日」の特別映像が、公開された。メイキングやインタビュー映像で構成されている。

 パトリック・カーソンによるオフブロードウェイ舞台「エレベーター」を、アルゼンチン出身のマルティン・ギギ監督が映画化したヒューマンドラマ。事件当日、標的となったワールドトレードセンターのエレベーターに乗り合わせ、38階辺りに閉じ込められた実業家ジェフリー(シーン)をはじめとする5人が、唯一の外部との通信手段であるインターホンのオペレーター、メッツィー(ゴールドバーグ)に励まされながら、恐怖と戦う姿を映し出す。

 本作で入魂の演技を披露したシーンは「これは英雄をたたえた物語だ。すべてを犠牲にした者たち、生き残った者、そうでない者……。事件の内側で何が起きたかに本作は焦点を当てている」と語っている。映像中には、「キャラクターが物語の語り手となり、映像がそれを補う。伝統的な手法だ」と語るギギ監督の言葉に耳を傾け、撮影時にはパニック状態に陥ったジェフリーになりきり、緊迫感のある演技を披露している。

 ジェフリーたち乗客を声で支えるメッツィーに扮したゴールドバーグは「この映画を見る人には、9・11の違う側面に光を当てていると感じてほしい」と作品の独自性に言及。「ボーン・コレクター」や「ラストスタンド」で知られ、本作では乗客の1人エディを演じたルイス・ガスマンは「こんな観点があるなんて知らなかった。エレベーターにいる彼らの状況は、棺桶(かんおけ)の中にいるようなものだ」と表現している。

 また、キャスト陣にとっては、本作に出演することが意義深いものでもあったという。「P.S.アイラヴユー」などで知られるジーナ・ガーションは「本作は、あの出来事を実際に経験した私たちの話でもあるわ。自宅もあの現場に近いの」と神妙な面持ちで語っている。なお、本作のラストシーンは、当初の予定から、シーンと、兄でもある脚本担当エミリオ・エステベスのアイデアで変更されたという。

 「ナインイレヴン 運命を分けた日」は、9月9日から全国公開。