レッドカーペットで自由なジム・キャリー

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 現地時間5日、第74回ベネチア国際映画祭にてドキュメンタリー映画『ジム&アンディ:ザ・グレート・ビヨンド(原題) / Jim & Andy: The Great Beyond』(※)の公式上映が行われ、ジム・キャリーはふさふさに生やしていたヒゲをきれいさっぱり剃り落とした姿で登場し、さらにはレッドカーペットで陽気に暴走した。

 近年、ヒゲを生やしっぱなしのスタイルがおなじみになっていたジム。そのヒゲのTwitterアカウントがファンによって開設されるほどで、それにはジムもジミー・キンメルのトーク番組で「このヒゲは僕以上に大スターになっているんだ」と自負していたほどだった。しかしこの日、本作公式上映のレッドカーペットに登場したジムにはそのヒゲがなくなっており、「すっかり若返った」などとファンを驚かせた。

 さらには、レッドカーペット上でダンスをしたり、陽気に振る舞うジム。フォトコールの際には、カメラマンの妨害をはじめ、挙げ句の果てにはカメラマン側に座り込み、女性フォトグラファーの頬にキスも。この制御不能なジムの行動に、会場は笑いに包まれた。

 本作は、ジムが実在のコメディアン、アンディ・カウフマンにふんした伝記映画『マン・オン・ザ・ムーン』(1999)の製作の裏側に迫るドキュメンタリー。同日行われた会見では、当時を振り返り、「たまに精神病だったよ。ジム・キャリーは存在していなくて、アンディが『グリンチ』(2000)にも影響を与えていた」といかに同役を演じたことが尾を引いたかを明かす。

 また、「『エース・ベンチュラ』をやったのは、ハリウッドの一員になりたかったわけではなく、ハリウッドを滅ぼしたかったから。主役をはるような男を、答えを持つような男を笑い者にするために、シャーロック・ホームズとクリント・イーストウッドを合わせたような俳優をね。そのために(その映画を)つくったんだ。僕には常に破壊的側面がある。突拍子もないことをする必要はなくて、正直でいるだけだ。素直さは破壊的だと思う。ほとんどの人が一枚はマスクを被っていると耳にするけど、そんなマスクの街で、誰かが正真正銘にありのままでいたら、みんなにとってマスクを被るのが難しくなる」と俳優活動の原動力について語った。(編集部・石神恵美子)

第74回ベネチア国際映画祭は現地時間9月9日まで開催

(※)本作の正式名称は、『ジム&アンディ:ザ・グレート・ビヨンド〜ザ・ストーリー・オブ・ジム・キャリー&アンディ・カウフマン・フィーチャリング・ア・ベリー・スペシャル、コントラクチュアリー・オブリゲイテッド・メンション・オブ・トニー・クリフトン(原題) / Jim & Andy: The Great Beyond - The Story of Jim Carrey & Andy Kaufman Featuring a Very Special, Contractually Obligated Mention of Tony Clifton』