“歴史好き”東出昌大が心を焦がした、映画『関ヶ原』の舞台裏
19歳の頃は“クズ”のような生活を送っていた…!?
- 小早川は当時19歳でしたが、東出さんご自身は、どんな19歳でしたか?
- 空虚、でしたね。
- でも、モデルとしてお仕事はスタートしていましたよね。
- モデルの仕事はしていましたが、クズのような生活をしていました(苦笑)。
- いまの東出さんから“クズ感”は想像できないです(笑)。
- そうですか(笑)。何て言うか、将来に対して漠然とした不安を抱きながら、毎晩のように友だちと遊んで夜を明かしていました。夜を明かすと言っても、決して派手なことをしていたわけではないですよ(笑)。
- たとえば、どんなことですか?
- みんなで公園でトランプをしたり、夜の公園だから蚊に刺されまくってぼやいたり、コンビニでおでんを買って身体を温めたり…そういうクズです(笑)。
- 10代だからこそできる楽しさですね、わかります(笑)。当時の将来の夢は何でしたか?
- 大学に進みましたが、このまま大学を卒業して“普通に就職する”ってどういうことなんだろうって考えていたんですよね。でも、漠然とやりたいことはありました。
- その、やりたいことというのは?
- もの作りが好きだったこともあってジュエリーの仕事(宝飾デザイナー)をしたくて、大学を卒業してから専門学校に入ったらいいのかなぁとか、いろいろ考えていました。専門学校に入る前にちょっと経験してみようと思って、19歳の夏にジュエリーのお店で働き出したんです。
- 迷える10代ですね。そう考えると小早川は…。
- 立派ですよね、本当に立派です。
- 立派ですよね。任されているものも大きいですし…。ちなみに、19歳の頃の東出さんはどんな大人になりたかったのでしょうか?
- そうですね…パッと思い浮かぶのは、白洲次郎さん。男として憧れていました。昔から本は好きだったので、司馬遼太郎作品と出会ってからは、坂本龍馬や河井継之助がヒーローになったりしました。
- 歴史上のヒーローばかりですね。
- とは言っても19歳の頃の僕はもっと単純で、おしゃれな人ってカッコいいな、高い服(ハイブランド)を着こなしてカッコいいな、とも思っていました。
- いまはどうですか?
- 大きく変わりましたね。それはモデルを経験したから見えたことでもありますが、自分がカッコいいと思っていたファッションの世界に身を置くことで、洋服という外見に包まれた内側(=人間の中身)が見えてきて、本当にカッコいいとは何なのかを考えるように。いまだに答えは見つかっていなくて、模索中ですけど。
- 3年ほど前に取材させてもらったときは、「周りの人を幸せにできる人。カッコいい人間になろうと想い続けている人」がカッコいいと語っていたのをよく覚えています。
- そんなふうに語っている時点で恥ずかしいです…。19歳の頃と全然変わってないですね(笑)。
- そんなことないです。内面に目が向いているのは素敵な変化です。
- ありがとうございます。ちょっとずつ変わっていく、変わっていけたらと思います。今後は(自分の)家族の影響も受けていくだろうし、もっとしっかりしなきゃと思います。
俳優という仕事を「辞められない理由はたくさんある」
- 俳優としてはどうですか? 東出さんは、2012年の映画『桐島、部活やめるってよ』のオーディションを機に俳優の道へ。いま、とても順調に歩んでいるように見えますが、どう感じていますか。
- 『桐島〜』の撮影時が22歳だったので、新卒の人たちと同じ歳に、僕の俳優としてのキャリアは始まりました。いま29歳ですが、自分が“どれだけわかっていないかをわかった”を痛感している年齢です(苦笑)。
- というのは?
- この年齢になれば、仕事も人間的にも、もっとできる、もっともっといけると思っていましたが、全然そうではなかった。それでも、こうして仕事を続けていられるのは、周りの人の支えがあってこそ。先輩たちを敬い、ときには技を盗み、俳優を続けていきたいと思っています。
- そういうことが、“わかってきた”ということですね。
- 年長の先輩方が口を揃えて言うのは──「30代になると、気持ちのうえで仕事がちょっと楽になるぞ」ということ。どの年代でも大変なことはもちろんあるんでしょうけど…。でも、“ちょっと楽になる”という言葉を期待して、その感覚を味わえるように30代を歩んでいきたいですね。
- そんなふうに、続けたいと思う俳優の楽しさとは何なのでしょうか?
- 続けている理由はわからないですが、辞められない理由はたくさんあるような気がします。たとえば、自分を成長させてくれた監督さんたちとまたご一緒して恩返しをしたい、とか。いまの僕にとっては、恩返しというのは大きな理由です。
- 東出昌大(ひがしで・まさひろ)
- 1988年2月1日生まれ。埼玉県出身。A型。学生時代に『MEN'S NON-NO』(集英社)の専属モデルオーディションでグランプリを獲得。2012年の映画『桐島、部活やめるってよ』で本格的に俳優デビュー。2013年には、連続テレビ小説『あまちゃん』、『ごちそうさん』(ともにNHK)に出演し注目を集めた。最近の出演作は、映画『デスノートLight up the New world』、『聖の青春』、大河ファンタジー『精霊の守り人』シリーズ(NHK)、ドラマ『あなたのことはそれほど』(TBS系)など。2018年に、映画『寝ても覚めても』、『OVER DRIVE』などの公開を控える。
出演作品
- 映画『関ヶ原』
- 8月26日(土)全国ロードショー!
- 配給:東宝=アスミック・エース
- 監督・脚本:原田眞人
- http://wwwsp.sekigahara-movie.com/
©2017「関ヶ原」製作委員会
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- 応募方法
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— ライブドアニュース (@livedoornews) 2017年8月21日- 受付期間
- 2017年8月21日(月)12:00〜8月27日(日)12:00
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