カブス・上原浩治【写真:Getty Images】

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防御率2.73で前半戦を折り返し、スプリットも上々「すごいいいことだ」

 前半戦最後の登板となった8日(日本時間9日)のパイレーツ戦では、1回無安打無失点2奪三振と好投したカブス上原浩治投手。新天地でもセットアッパーとして存在感を示し、ここまで33試合登板で2勝4敗12ホールド2セーブ、防御率2.73と好成績をマークしている。

 8日のパイレーツ戦では、2点ビハインドの9回に4番手で登板。オスーナを直球、モロフをスプリットで連続空振り三振に仕留めると、最後はジェイソを直球で右飛に仕留めた。連投となったものの、わずか9球で打者3人を料理。前日と合わせても、計17球で打者6人を片付ける圧巻の投球だった。

 前半戦最後のカードだったこともあり、上原は自身のブログで連投も想定していたと明かしている。オスーナは89マイル(約143キロ)の直球で空振り三振に仕留め「ファストボールが89マイル…何年ぶりに出しただろう (^_^) 嬉しいね」と綴った。

 ここまでスプリットの状態が上がってこないことに度々言及していたが、「スプリットを投げる時に、とにかく腕を振るってことを意識して投げた。だから、タイミングが早いファールが何球かあった。すごいいいことだ (^-^)」と手応をつかんだ様子。直球、そして決め球ともに調子は上々のようだ。

 昨年世界一のカブスは43勝45敗と借金2で折り返すまさかの展開となったが、反撃へ42歳のセットアッパーの力は必要不可欠となる。(Full-Count編集部)