エマ・ストーン(Emma Stone)、ライアン・ゴズリング(Ryan Gosling) photo : Getty Images

ギャラ格差の実態が次々と明らかになるハリウッド。エマ・ストーンがこの格差に対する男優たちの反応を明らかにした。

雑誌『アウト』のインタビューに答えたエマ・ストーン。「これまでのキャリアでは、共演した男優たちのギャラを少なくしなくては、私と同等にはならなかった」と告白。

これまでも多くの女優たちが共演男優との格差を明かしていたけれど、エマの場合はその格差が解消できたという。「男優たちは私のためにそうしてくれた。彼らはそれが正しいことで、公平なことだと感じていたから」と実際に男優がギャラ削減を制作側に申し出たことを明らかに! さらに「必ずしもそれについて話し合ったわけではないの。平等な賃金を実現するには人々が自分のことばかりを考えずに『それはフェアではない』っていう必要があるわ」という根本的な指摘も。

エマ曰く「『女性はこうで、男性はこう』という問題ではない。私たちはみんな同じで平等。同じように尊重され、権利を持つべき」「これまで共演した男性たちには感謝しているわ。同じ大きさの役を演じたとき『これが僕の求めていることだから。これが公正で正しいことだから』って言ってくれるのは素晴らしいことよ」。

残念ながらその男優の名前は挙げてくれていないけれど、近作『ラ・ラ・ランド』『アロハ』で共演したライアン・ゴズリングや『教授のおかしな妄想殺人』の相手役ホアキン・フェニックスでは? とみられている。ライアンとは過去3回もタッグを組み、名コンビぶりを見せているエマ。信頼関係の背後には、ライアンのこのフェアな行為があったみたい。

text : Yoko Nagasaka