提供:リアルライブ

写真拡大

松田明菜(24歳・仮名 歯科助手)

 彼とは大学のスポーツサークルで知り合ったのですが、距離が縮まったのは卒業後に開かれた飲み会で、久々に再会した時でした。大学時代は、たまに話す程度でしたが、その飲み会で意気投合し、その後、デートを重ねて付き合うこととなりました。

 交際時、彼は、よく私の身につけているファッションブランドや、商品名を聞いてくることがありました。特に気にせず、普段使っているものを教えていたのですが、「なぜそんなに知りたいの?」と聞いても、理由は、はぐらかすばかり。

 そんなある日、彼の家に遊びに行きました。彼の部屋は、かなり散らかっており、ゴミ屋敷とまではいかないまでも、服やモノが床などに散乱している状態でした。そして彼の言われるままに、スペースのあったベッドの上に座りました。彼はトイレに行き、私は部屋を軽く見渡していたのですが、ふと目を向けると、ベッドの上に女性もののような服を見つけました。そして手にとって広げてみると、それは私の持っている服だったのです。でも最近もこの服を着た覚えがありますし、彼に盗まれたとは考えにくい。すると彼がトイレから出てきて、服を手に持っている私を見ると「ああ、これ通販で買ったんだよ。明菜の着ている服と一緒のやつだろ?」と笑顔で言いました。

 話を聞いてみると、彼は私と会っていない時も、私のことを想像したいという理由で、まったく同じ服を上下揃えて購入したとのこと。さらに彼は、私の使っている香水まで服に振りかけて、1人で眠る時はその服を抱きしめ、匂いを嗅ぎながら眠っていると明かしました。またシャンプーまで、私と同じものを使っており「いつかウィッグを買って、匂いを付けたい」とまで言うのです。また、その時は見つけていませんが、彼は私の下着に関する情報もよく聞いてきたので、同じメーカーのものを所有している可能性もありますね。

 そこまで私のことを思ってくれているのは、幸せなことなのかもしれません。でもやってることが異常な気がして、怖くなり、結局別れを告げました。私のものではないとはいえ、今はあの服などを、捨ててくれていることを祈ります。

(取材/構成・篠田エレナ)写真・ Rubbermaid Products