劣化に注意! 化粧品は使い切らなくても処分すべし

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試供品は節約でなく、効果を試すためにもらう

化粧品の試供品をもらうとうれしいですよね。でも、気持ちの違いで効果も違ってくるので要注意です。

新しい化粧品を積極的に試して、より自分に合ったものを探していこうとする人。そんな人は、試供品をもらう時、使う順番などの説明をきちんと聞いて、もらったら数日のうちに使いますよね。そして、感触や香りや使ってみた感想をきちんと覚えて次の買い物の参考にします。

一方「試供品があれば、その分化粧品を買わずにすむ」という気持ちでいると、次にこれを買うかも…というつもりがないので、説明を聞く気がなくなります。もらった試供品をためていき、手持ちの何かがなくなった時に「あ、化粧水あった!」「たまには目元美容液を使ってみるかな」と気まぐれな使い方に。そうすると、たとえ肌の調子が向上しても何がよかったのか、よくわからないこともしばしばでしょう。これでは美人になるチャンスを逃してしまいます!  何よりもの悲しいのは「とりあえず、たくさんちょうだい」と無料のものをほしがっている姿! 上手にお得を手に入れるのは大事ですが、知り合い…例えば初恋の人に見られて困るようなことは、誰も見ていなくてもしないほうがいいのです。

使い切っていなくても一年たったら捨てる

汗をかく夏、乾燥がきつい冬など、季節ごとにスキンケアやファンデーションを変えている人に多く見られる現象。それが、シーズンに使い切れなかった化粧品を冷蔵庫に入れて保存し、また来シーズン使うこと。それってNGです。スキンケア用品もメイクアップ用品も、開封したら数カ月で使い切るのが鉄則。見た目や匂いに変わりがなくても、成分にどんな変化が起こっているかわからないし、美容成分が劣化することも。長期保存したからといって熟成(?)して効果が高まることはありません!

素材や処方の開発は日進月歩。毎年より機能的な化粧品が発売されます。去年の残りを使うより、今年のあなたの肌に合った化粧品を使うほうが美人度のアップにつながります!

また、奮発して高級化粧品を買ったものの「高いからもったいない」とちびちび使うという気持ち、わからなくもないのですが、化粧品は適量を使うことで効果を発揮するもの。少ない量を顔全体に伸ばそうと無理にこすれば、かえって肌を傷めてしまいます。高級化粧品を手に入れたら、毎日適量をしっかり手に取って、リッチな気持ちで贅沢に使って楽しみましょう!

 

ライター:幸 雅子
出典:『3年後も素敵でいたい人のやるべきこと やめるべきこと』

監修:湊屋一子(ファッション、ライフスタイル、和文化など幅広い分野で取材・執筆を手がけてきた経験から、総合的な視点でリアル・クローズを考えるファッションディレクター)