画像は集英社みらい文庫のホームページより

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多岐にわたる著作権侵害が発覚し、活動を自粛をしていた猫漫画家・うだま氏が復帰し、6月にフォトエッセイを出版する。これに対して盗用被害を受けた漫画家は、謝罪がないまま出版準備を進めたと苦言を呈し、波紋が広がっている。

うだま氏は、自粛前にはマイナビニュースで「1コマ漫画 猫にありがちなこと」を連載し、Twitterでは飼い猫の写真が人気の漫画家。昨年11月に、私屋カヲル氏の4コマ漫画「ちびとぼく」のネタや絵などを相当数盗用していることが判明し、謝罪。今年1月には、「私の不見識により、著作権で保護されている素材の無断トレースや作品表現の酷似などの問題を起こしてしまいました」「現在、各著作権者様に対し、確認とお詫びを行わせていただいております」と状況を説明し、創作・執筆活動を自粛していた。

約4ヶ月の自粛期間を経て、うだま氏は5月17日に復帰を宣言。また、6月23日にはフォトエッセイを出版することがわかった。これを受けて私屋氏は、「うだま氏が『ちびとぼく』から盗用した件で、氏からの謝罪はありませんでした」と、うだま氏の発言に嘘があると指摘。さらに、「何をして自粛したのか明言しないこと、自粛と言いつつ出版準備を進めていたことなどモラルを疑います」「『本を出すな』というのではなく、ちゃんとしてからにしようよ…。」と怒りをあらわにした。私屋氏の発言を受けて、うだま氏のTwitterには批判が殺到している。