「リバース」6話。何が何だかわからないので、序盤を見直したら怪しい人影がいた!

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湊かなえ原作のドラマ「リバース」第6話。村井(三浦貴大)と明日香(門脇麦)が乗ったタクシーの運転手。元々は回送だったのに、二人に時間を割きまくってて偉い。


あらすじ


美穂子(戸田恵梨香)を襲った男が捕まった。男は単なるストーカーで、深瀬(藤原竜也)宅の玄関に脅迫文を貼り付けてはいたものの、谷原(市原隼人)をホームから突き落とした犯人とも、村井の行方不明とも無関係だった。

ある日、会社が突然倒産した深瀬と有給を消化させられている浅見(玉森裕太)は、事件が起こった斑岡高原と、広沢(小池徹平)の実家がある愛媛を二人で回る。広沢の母・昌子(片平なぎさ)と父・忠司(志賀廣太郎)は快く受け入れてくれるが、地元に住む広沢の同級生らは少し違った。

今回わかった10年前の真実


恒例の10年前の告白タイム、今話は村井の妹で谷原の奥さん明日香と、2度目の浅見、さらに長野の刑事さんが新たな真実を語った。

・タクシーで別荘に向かう最中、村井は誰かからの電話を受けた後、タクシーを途中で止め、どこかに消えてしまった

・爆発音がした後、明日香は心配でタクシーを降り、燃えている車らしき何かと、その方向から村井が走ってくるのを目撃した


・浅見が事故現場に到着した時、地面の雪には広沢の血らしきものが付着していた

・アルコールが検出されるのを恐れ、谷原が浅見を説得して血の付いた雪を谷底に捨てて証拠隠滅した

・ずっとラジオで流れていた盗難事件。犯人はすぐに捕まり、一網打尽だった

村井の電話の相手が気になる。爆発前なので、誰が相手だったとしてもおかしくない。もちろんまだ登場していない人物の可能性もある。

血が地面の雪に付着していた事も気になる。事故を起こしてそのまま崖から落ちたのならば、広沢の血は崖の上に垂れるものなのだろうか?しかもけっこうな量。事故った瞬間に車から投げ出されたとしても、広沢はその場にいたはず。なんとなく、あの血は広沢のものじゃない気がする。

新たな広沢情報



愛媛で深瀬と浅見が得てきた情報がこれだ。

・広沢は、大学を卒業したら外国に行く気だった

・地元でも広沢は人気者だった

・同じ高校だったカワちゃん(夏菜)という彼女がいた

・その彼女の事を明日香が聞くと、あまり幸せそうな顔をしなかった

・古川(尾上寛之)という地味で目立たない親友がいた

もうよくわからないから1話と2話を振り返ってみる



このドラマ、真相がわかった分だけ、新たな新しい謎が出てくる。正直、情報が多すぎてもうよく分からない。こんなこと言ってしまうと元も子もないが、この時点でわかるわけがない。

ということで、今話新しく出た情報の事は放っておいて、1話と2話の何も真相がわかっていないプレーンな状態の回想シーンを振り返って見てみた。

やはり、今見るとちゃんと繋がっている部分がいくつか見えてくる。例えば、今話わかった血の付着した雪を捨てるという事実、そのヒントとして2話の回想でもちゃんと谷原は雪をかいたその手をしっかり見ている。息もしっかり切らしてちゃんと疲れている。

他にも、広沢の「行政法人の試験受けた。ボランティアっていうか、やってみたいことがあって」というセリフは、「外国に行きたがっていた」という新事実と繋がっているように見える。

なんか怪しい奴いる!



「リバース」は、我々にちゃんとヒント与えてくれていたのだ。ということは、プレーンな回想から分かることが他にもあるかもしれない。そこで、さらに眼を懲らしてもう一度見てみた。すると、1つ重大な事実と結びつきそうな出来事を発見。

それは“別荘の鍵を事務所でもらう時にすれ違った長身男性が、深瀬ら4人を見ている”ということだ。

田舎で山の中という設定なのに、わざわざあそこにエキストラを置くとは思えない。2カットにまたがって、深瀬らを見ているのもなかなかに怪しい。さらに存在感を消さなければいけないエキストラが、178cmの藤原竜也よりも明らかに大きい長身だと言う事も不自然だ。

これがこっちの考えすぎかどうかはさておき、まだ録画データが残っている人は、どうかチェックしてみて欲しい。怪しい男は、2話の開始3分くらいの場面に映り込んでいる。

わからないわからないと思っていた「リバース」も、そろそろ真相に近づいてくる頃。第7話は、過去の広沢を知る古川とカワちゃんに深瀬が接近する。

(沢野奈津夫@HEW イラスト/Morimori no moRi