東京「410円タクシー」--初乗り運賃での利用回数36%増、運送収入3%増

• 国土交通省は19日、東京の410円タクシーの効果について調査結果を発表した
• 2016年同時期の実績と比較して、新初乗り運賃以下の利用回数は約36％増加
• 730円以下の利用回数も約19％増加し、運送収入全体は約3％の増加となった

国土交通省は5月19日、1月末に導入した東京の410円タクシーの効果について、導入後14日間の調査に続き、導入後2カ月間の運送実績(1日1車あたり)をサンプル調査の結果を発表。2016年同時期の実績と比較して、410円(新初乗り運賃)以下の利用回数が約36%増加(前調査では約29%増)するなど、新しい運賃により短距離でのタクシー利用が促進されていることがうかがえる結果となった。

調査対象事業者は東京のタクシー会社19者/1,193両(地域の法人タクシー全車両数の約4%)で、調査は1月30日〜3月31日にかけて実施した。なお、前回の導入後14日間の調査は、1月30日〜2月12日にかけて実施された。今回の調査では410円以下の利用回数の増加のほか、730円(従前の初乗り運賃)以下の利用回数が約19%増加(前調査では約17%増)、また、運送収入全体が約3%の増加(前調査は約2%増)となっている。