日本を訪れる中国人の行動様式は多様化している。「爆買い」の対象も、便座や家電製品から化粧品、医薬品から各種サービスにまで広がりつつある。中国メディア・今日頭条は17日、中国人の間で日本での「医療爆買い」が流行しているとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人の行動様式は多様化している。「爆買い」の対象も、便座や家電製品から化粧品、医薬品から各種サービスにまで広がりつつある。中国メディア・今日頭条は17日、中国人の間で日本での「医療爆買い」が流行しているとする記事を掲載した。

 記事は、日本を訪れる中国人による「物的な爆買い」現象はすでにEC分野へと移行したと紹介。その代わりに、実際に日本に行かないと体験できない「爆買い」が注目を集めるようになり、その例の1つが医療サービスに対する「爆買い」であると伝えた。そのうえで、多くの中国人が日本に医療サービスを受けにやって来る理由や背景について説明している。

 まず、医療サービスを受ける中国人の主力層となっている中間層の間における「クチコミ力」を挙げた。「中間層の1人が日本の医療に満足すれば、たちまち中間層のコミュニティで話題となる。群集心理によって試さずにはいられなくなるのだ」と説明した。

 次に、医療スタッフの優しさや質の高さ、診療や検査体制の充実ぶり、検査結果の詳細さや正確さといったクオリティの高さに起因するコストパフォーマンスの高さについて言及している。

 続いて、経済発展に伴う中国の中間層が拡大したことを挙げた。そして最後に、医療仲介機関の存在についても触れている。外国人が日本で医療サービスを受ける際にハードルとなる言葉の問題を解決してくれるばかりでなく、客にふさわしい病院を選んで診療に付き添ってくれるサービスが、多くの中国人客を魅了していると紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)