カッサーノが語るメッシとロナウド、そして最高の3人とは
『Gazzetta dello Sport』は27日、元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノのロングインタビューを掲載した。
サンプドリアを今年退団してから無所属となっており、ピッチから離れているカッサーノ。今夏どこかで復帰することが期待されている。
それに向けてインタビューに答えた彼は様々なことについて話しており、『過大評価されている3人』についての話も話題になった。
他にもカッサーノはセリエAのことやかつての自分、そしてメッシやロナウドについても語っている。
アントニオ・カッサーノ
(新しいカッサーノはいる?)
「いいや、カッサーノはユニークで、貴重で、珍しい宝石のようなものだよ(笑)
技術的には、ロレンツォ・インシーニェに近いものを見ているね。パトリック・シックは僕のシュート能力を備えているよ。彼はもっとストライカーに近いから、僕とは違う選手だけどね。ただ、怪物だよ」
アントニオ・カッサーノ
(セリエAについて)
「ユヴェントスは勝ち続けるだろうね。なぜなら、彼らは素晴らしいし、良いメンタル面の強さを持っている。
ただ、全体的なレベルは落ちているよ。90年台後半には、7チームの素晴らしい争いがあった。
その7番目であったフィオレンティーナにも、ルイ・コスタやエジムンド、バティストゥータがいたんだ。
だからこそ、僕が長い間プレーし続けることもできるし、違いも作れると思う。辞める時ではない。
フランチェスコ・トッティにも辞めないように言っているよ。彼はまだ10〜12ゴールは決められる。ただ、プレー機会が少ない時は常に難しいんだ。
彼と僕は、あの世代の最後の英雄だ。トッティは僕にとって最高のパートナーだった」
(自分の強さをどこで感じた?)
「EURO2012、そしてサンプドリアでの最初の時期(2007〜2010)だね。僕はとても強かったし、まるで無敵であるかのように感じたよ」
(バルセロナはユヴェントスに負けたが?)
「僕は4度ユヴェントスへの移籍を断った。そして、それを残念には思っていない。
最初はバーリにいた時、そこでは2回だった。アレッシオ・セッコがディレクターを務めていたとき、そしてベッペ・マロッタに替わった後だ。しかし、僕はローマを選んだ。
彼らは強いから、怒らせたくはない。しかし、彼らは常に同じ道を歩める選手を選ぶものだ。僕は正しいと思える場所を選択した。
ユヴェントスはトレブル(3冠)を獲得できるだろう。しかし、チャンピオンズリーグでは決勝に勝ち上がってもレアル・マドリーと対戦する。彼らは『負け犬』になると思うよ」
アントニオ・カッサーノ
(リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドについて)
「メッシはいわばロジャー・フェデラーであり、ロナウドはラファエル・ナダルのようなものだよ。
違ったスタイルを持った二人の王者だ。日曜日のクラシコでメッシのプレーを見たか?バルセロナはまだ怪物的なチームだ」
(最も凄い3名の選手は?)
「メッシは最高だ。常にね。そしてイニエスタ。続いてチャビ・エルナンデスは僕と同等だね。自分もその価値があると思っているよ」
「僕はサッカーが大好きだ。これは自分を男にしてくれたものだ。人気と富を与えてくれた。
自分はサッカーでゴールと喜びを与えられたが、やれることの50%しか出来なかったね」