韓国オープンで初戦突破した平野美宇【写真:Getty Images】

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韓国オープン女子シングル1回戦、シンガポール選手に快勝発進

 卓球の韓国オープン(仁川)は女子シングル1回戦で、世界ランク11位で第5シードの平野美宇(エリートアカデミー)が世界ランク78位のリン・イエ(シンガポール)に12-10、11-6、11-4、11-7のストレート勝ちで初戦突破した。

 平野は、アジア選手権で史上最年少優勝を達成。準々決勝ではリオデジャネイロ五輪金メダルで世界ランク1位・丁寧、準決勝では前回覇者で同2位・朱雨玲、決勝では同5位の陳夢と格上の中国勢から3戦続けて金星を挙げ、1月に史上最年少で全日本女王となった17歳がアジアの頂点に輝いた。

 完全アウェーの卓球王国で、日本の天才少女が見せた躍進に国際卓球連盟(ITTF)サイトに「中国人選手の独占状態を終わらせた」と称賛され、今大会も第5シードながら優勝候補の本命に挙げられていた。

 今大会、石川佳純(全農)とのペアで挑んだダブルスは準々決勝で敗れたが、シングルでは格の違いを見せつける完勝発進。5月の世界選手権(デュッセルドルフ)まで最後の世界ツアー戦Vへ向け、上々のスタートを切った。