日本人の髪質に合う水とは?

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水には様々な種類があります。

中には日本人の髪質との相性が良くないものもあります。

今回は、日本人の髪質に合う水についてご紹介していきます。

水の種類

水は、地域や国などによってそれぞれ異なる性質を持っています。

水の性質の違いは、硬度という数値によって種類が分けられています。

水の硬度は水に含まれているカルシウムイオンと、マグネシウムイオンの量で決められています。

水1000mlの中に溶けているカルシウムとマグネシウムが120mg/l以上の場合は硬水、そして以下の場合は軟水になります。

また、硬水の中でも硬度が低い物を中硬水、硬度が高いものを硬水という分け方をされる場合もあります。

このようなカルシウムやマグネシウムの含有量が地域によって異なるのは、水が湧き出る間に地層の中のカルシウムやマグネシウムを吸収しているからです。

日本人の髪質に合う水は?

海外旅行出張の時などに、普段使用しているシャンプーを使用しているのにシャンプー後に髪がパリパリになったり、きしんでしまったことがある方は多いと思います。

このような症状が出てしまうのは、日本人の髪質と合っていない水でシャンプーをしたことが原因です。

日本人の髪質に合う水は「軟水」です。

ですが、外国には水道水が「硬水」という国が多くあります。

日本の水道水の全国平均の硬度は約50mg/lです。

しかし、ヨーロッパやアメリカには、硬度が300mg/lを超える硬水の地域も見られます。

このような国でシャンプーを行うと、日本人の髪とは相性が悪いため髪や頭皮が傷みやすくなるのです。

対策方法

硬水は日本人の髪と相性が悪いため、水質が硬水の地域へ出かける時には対策が必要になります。

旅行などの短期間の滞在であれば、日本産のミネラルウォーターを持っていけば良いです。

ミネラルウォーターが無理な場合は、硬水に対応しているシャンプーを使用することでも最低限の対応することが出来ます。

硬水の国に長期滞在する場合は、硬水のカルシウムイオンやマグネシウムイオンをナトリウムイオンに変換させることで軟水にさせてくれる、軟水器という機器を使用することをオススメします。

日本人の髪質に合った水を使い、美髪を維持するようにしましょう!