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 香取慎吾(40)にとって初めてとなる大スキャンダルが大きな波紋を呼んでいる。4月6日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が、香取慎吾の”20年恋人”とされる女性との交際の様子とともに中学生らしき”謎の少年”の存在を報じた。同誌によれば、香取は2歳年上の一般女性・A子さんと20年以上にわたって交際しており、2005年頃から子連れのA子さんの目撃情報があったことや、昨年3月には香取とA子さん、そして中学生くらいの少年の3人でハワイ旅行を楽しんでいたことを報道。さらに、3月には香取がこの少年と2人で都内の遊園地を訪れていた際の写真も掲載している。

「じつは香取には2005年ごろ、一部マスコミの間で『子供が産まれたらしい』という真偽不明のネタが出回ったことがあります。しかし、複数の社が動いたものの、それを裏付ける情報がなく、いつしか立ち消えとなっていた。今回の文春記事で報じられたA子さんは、当時噂された女性と同一人物だと言われています」(芸能記者)

 報道された”謎の少年”が香取の子供だとするならば、人気タレントとしてマスコミや世間の注目を集めながら、その存在を約12年間も隠し通した苦労はどれほどのものだったか。そうした経緯を裏付けるように香取のプライバシー秘匿への異常な執念は業界ではよく知られていた。昨年1月のテレビトーク番組では、芸能界での友人が少ないことを認め、「あえてかもしれない。電話番号の交換を避けてきた」と告白。食事を誘ってきた番組関係者から電話番号を尋ねられても、「無理ですね」と袖にしたエピソードを明らかにしている。

 そうした香取の国民的アイドルとしての苦悩が浮かび上がる一方で、一足先に結婚を済ませていた木村拓哉との関係性がクローズアップされている。

「SMAP解散を巡っては、木村拓哉(44)と激しい対立を繰り広げたとされる香取。その背景に、木村が事務所公認の下で工藤静香(46)との結婚を公表して子供をつくったという、自身の境遇との違いがあった可能性は否めない。我が子という大事な存在をこれまで十数年に渡って必死に隠し通してきたとするならば、その苦しみは計り知れないものがある。そこで、『どうしてキムタクばかりが……』という不満が募ったとしても不思議ではない。最近になって公の場に2人で現れ始めたことは、香取の心の中で大きな変化が生じていることを意味するでしょう」(前出・記者)

 日本中を悲しみの淵に追いやった昨年のSMAP解散劇だが、香取慎吾木村拓哉の確執はわれわれが想像しているものよりも、ずっと根深いものがあるのかもしれない。

文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。