幼稚園の時も可愛かっただろうな〜 - 吉岡里帆

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 女優の吉岡里帆が3日、ゲスト声優を務めた映画『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』の完成披露舞台あいさつに出席。淡い恋心が描かれる作品にちなみ、初恋の思い出を聞かれた吉岡は「幼稚園で一緒だった太陽みたいにわんぱくで元気いっぱいの男の子に恋をしたのですが、1年以上たっても気持ちが抑えられず、住所を調べてチョコレートを渡しました。一歩間違えればストーカーですよね」と可愛らしいエピソードを披露した。

 本作は、青山剛昌の人気コミックをアニメ化した「名探偵コナン」の劇場版第21弾。百人一首で有名な皐月会主催の皐月杯の会見が行われるテレビ局で、爆破事件が発生。西の名探偵・服部平次と幼なじみの遠山和葉が取り残されるが、江戸川コナンによって無事救出される。しかし、不可解な事件に違和感を感じたコナン&平次は、難事件解決に乗り出していく。吉岡は、平次と和葉が通う高校のカルタ部の主将・枚本未来子を演じる。

 先日までTBSで放送されていたドラマ「カルテット」では、底知れない不気味さを持つ悪女を好演した吉岡だったが、この日はキュートな袴姿で登場した。「小さいころから大好きだったコナン映画のお話をいただいたときは、現実の世界に夢が起こるんだと思いました」と興奮気味に語るも「目が肥えているファンに観てもらうということで、今日が『Xデー』という気持ちでいました」とやや緊張した顔も見せた。

 さらに吉岡は「10年ぐらい時間をいただいてもいいですか? というぐらいみなさん(レギュラー声優陣の)技術がすごいんです」と称えると「収録前にわたしのラジオ番組にゲストとして(本作で灰原哀役を務める)林原めぐみさんに来ていただいたのですが『技術がないあなたがやるなら、とにかく気持ちが大事』とアドバイスいただいたことを胸に秘めて現場に入りました」と収録当時を振り返った。

 そんな吉岡の演技にコナン役の高山みなみは「とても勘がよく、お勉強もしっかりしてきているんだなって感じました。なにより作品を愛してくれているのがにじみ出ていてうれしかった」と賛辞を贈ると、毛利蘭役の山崎和佳奈も「今回の作品はとてもテンポが早かったのですが、ちゃんとこなしていましたよね」と評価していた。

 本イベントには、吉岡、高山、山崎のほか毛利小五郎役の小山力也、平次役の堀川りょう、和葉役の宮村優子、ゲスト声優の宮川大輔、主題歌「渡月橋 〜君 想ふ〜」を担当した倉木麻衣も登壇。倉木は本作で、「名探偵コナン」と21回目のコラボとなったが、同一作品での最多主題歌担当としてギネスブックへ申請しているという。(磯部正和)

『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』は4月15日より全国公開