グリチルリチン酸2kが配合されているシャンプーとは?

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グリチルリチン酸2kとは

グリチルリチン酸2kとは、グリチルリチン酸ジカリウムのことで、甘草(かんぞう)という植物から抽出した成分のことです。

甘草は砂糖の100〜200倍の甘さがある植物なのですが、その甘味成分がグリチルリチンなのです。

グリチルリチン酸2kは「グリチルリチン」の誘導体で、そのままでは水に溶けにくいので、グリチルリチンを溶けやすくするようにしたものです。

甘草は漢方にもよく使用されている植物で、古くからその効能が認められています。

グリチルリチン酸2kも、炎症やアレルギーを抑える作用があると言われているため、医薬品や化粧品分野で使用されています。

グリチルリチン酸2kは炎症を抑えるので、ニキビを改善するための化粧水や、頭皮環境を整えるためのシャンプーに含まれていることが多いです。

グリチルリチン酸2k配合のシャンプーが良いの?

グリチルリチン酸2kには、アレルギーや炎症を抑える働きがあると言われているので、頭皮が痒い方やフケの量が多い方は、グリチルリチン酸2kが配合されているシャンプーを使用することで改善する可能性があります。

健康な髪が生えるためには、炎症のない健康な頭皮環境が大切なので、グリチルリチン酸2kは良い頭皮環境になるための手助けをしてくれます。

そのため、育毛シャンプーにグリチルリチン酸2kが配合されていることも多いです。

頭皮には脂の多く出るタイプと、乾燥しているタイプがありますが、脂が多いと細菌などの雑菌が異常に増殖する可能性があります。

反対に乾燥していると皮膚のバリア機能が弱く、細菌やシャンプー、スタイリング剤などの影響を受けやすいと言われています。

どちらの場合にも頭皮が痒くなり、掻きむしることにより炎症が悪化する可能性があります。

グリチルリチン酸2kが配合されているシャンプーを使用すると、頭皮の炎症を抑えるだけではなく、結果として雑菌の繁殖を抑制することが出来ると言われています。

また、グリチルリチン酸2kには、免疫細胞を活性化させる働きもあることが知られており、体の中に入り込んだウィルスや細菌などを食べて攻撃します。

健康な頭皮環境を維持するために、グリチルリチン酸2k配合のシャンプーを試してみると良いかもしれません。

ただし、グリチルリチン酸2k配合シャンプーを使用しても頭皮の痒みやフケが治まらない場合には、他の皮膚の病気が隠れていることもあるので、なかなか症状が改善しない時は医療機関でしっかり受診するようにしましょう!