最大のライバル・里村明衣子とタッグを結成する紫雷イオが見据える先は…

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この3月にデビュー10周年を迎える女子プロレス界の至宝、紫雷イオ(スターダム)がそのメモリアルに過激なお披露目!?

インタビューでは何度か登場し大反響となっていたが、ついに『週刊プレイボーイ』本誌でグラビアに初挑戦。リングの上で得意の空中殺法を炸裂させる“ツヨカワボディ”を余すところなく発売中の最新12号でさらけ出している。

本業のプロレスでも立ち止まることなく走り続け、昨年は女子プロレス大賞を2年連続で受賞。今月9日に後楽園ホールで行なわれる10周年記念興行では、最大のライバルである“女子プロレス界の横綱”里村明衣子(センダイガールズ)とタッグを結成する! 

というわけで、何かとニュースな彼女に今回のグラビア裏話から気になるWWE入りの噂まで、第1回、第2回に続き直撃した!

* * *

―今や女子プロレス界の中心にまでなりました。

イオ でも自分の試合で満足したことは一度もないんですよ。ベストバウトはどれかよく聞かれますけど、ないよって答えますもん。試合後も反省点が出まくりで。この選手はマイクが巧いとか受け身が巧いとか、常に自分が負けてる所を見出して悔しいんです。

ただ、もし試合が完璧だったって思えたとしたら伸びしろがないし、そうなったら私は終わりだなって思う。

―自分に厳しいですよね!

イオ いやいや、ネガティブなんですよ、元々の性格は(笑)。

―だからこそ不安を負けん気で補って? その先のさらに10年を見据えていきますか。

イオ いや、あと10年は厳しいかなぁ(笑)。ベストバウトはないって言いましたけど、常にベストは尽くしてるんですよ。1試合1試合、全力を尽くしすぎてしまうところがあるので消耗が激しいんです。もちろん体は強いので元気なんですけど…。

―「いつまでできるのかわからない」というのが正直なところ? 

イオ そうですね。いつか海外に行ったりして試合スタイルを変えるターニングポイントもあるかもしれないけど、今のスタイルだったら「太く短く」が理想ですね。

―つまり、1試合1試合が見逃せない、と。

イオ はい、私は1試合ごとに真心を込めてやってるので、是非1試合でいいので見てほしいですね!

―まずは3月9日の後楽園ホール、10周年記念興行はうってつけかと。なんと、あの“女子プロレス界の横綱”里村明衣子選手とのタッグを組むなんて。どういう経緯で決まったんですか?

イオ もはや「それありき」に近かったですね。里村さんとタッグを組めるのが一番嬉しいです。そもそも私、自主興行とか主催興行とかやりたくないんですよ。当日まで「チケット売れるかな」とか「誰かケガしたらどうしよう」とか心労がスゴくて…基本ネガティブだから(笑)。でも里村選手にオファーするのに「10周年」は大義名分としてちょうどよかったんですよ。

今までずっと対戦することで成長させてもらった相手で、ある意味、対角線上にいたんです。でも一度タッグを組んでみたいってずっと思ってたんですよ。そしてこのタイミングなら“お祝い”でやってくれるんじゃないかと!

―ご祝儀的な感じで(笑)。

イオ 脂の乗り切った紫雷イオと、脂の乗り切った里村明衣子がタッグを組むと。リング上で横に並んで写真に収まることを想像するだけでもワクワクしますね。ただ、あの里村明衣子ですから、チームワークがどうなるかは私には…。

―そして当日、どちらが主役になるかもわからない?

イオ 主役を取られる可能性も高いですからね! 里村明衣子の強い存在感で自分が測られてしまうから。リング上で対角に立って戦う分には、相手は私しかいないからどうやったって存在感が出るんですよ。それが横に並んでしまったら、完全に消されるリスクはありますから、緊張感はありますね!

―その対戦相手はかつてのパートナー岩谷麻優と、プロレス大賞新人賞を獲得したセンダイガールズ・橋本千尋です。

イオ 橋本選手は今、間違いなく勢いがあり、求心力もありますよ。岩谷麻優は今の私の120%をぶつけられる相手ですね。組んできたのでお互い手の内がわかっている分、一番ハイレベルな攻防ができる相手です。世界中どんな相手の中でも岩谷が一番です。

カードを組むにあたっては、話題性で面白い選手を呼ぼうとかいろんな案があったんですけど、やっぱり私は思いっきり戦いを見せたいんですよ。気持ちよく殴って殴られて、受け身とって受け身とられて、爽やかに思いっ切りプロレスしたい。そういう気持ちがこのカードには込められています。

―10周年興行には、なんと鈴木みのる選手も出場です。その経緯は?

イオ 実は鈴木さんは私のデビューの頃を知っている数少ない選手なんですよ。私がデビュー2、3戦目でバトルロイヤル(総当たり戦)をした時、その試合に出てたんですよね。なので、実はデビュー数戦目であの鈴木みのると対峙してるんですよ。ただ、その時いた団体が“どインディー”すぎて誰も知らない過去なんですけどね(笑)。

―全く別のレスラー人生かと思いきや、交叉した瞬間もあったんですね。

イオ 10年続けていれば、いろんな人といろんな場所で触れるということが現れたカードじゃないでしょうか。鈴木選手もそれを覚えていてくれて。でも「おまえのことなんか覚えてねえよ」って言われましたけど(笑)。そんな鈴木選手がリングに上がってくださるなんて、感謝しかないですね。

―これまでも様々な新しい試みをしてきて、2017年もまさにチャレンジですね。

イオ これまでも着実に広げてきた部分はありますが、もっともっと世間に自分の名前や女子プロレスを広げなきゃいけないので。プロレスに限らず、切れるカードは全部切りますし。もちろん試合に関しては手を抜かず、今以上に全力でクオリティーの高いものを提供し続けます。

そして、ゆくゆくは世界一! 「世界一の女子プロレスラーって誰?」と聞かれたら、みんなが「紫雷イオ」って答えてくれるようになるまでやるので、皆さん、今のうちに私の名前を覚えておいてください!

(取材・文/明知真理子)

●紫雷イオ(しらい・いお)

1990年5月8日生まれ。所属する『スターダム』でエースとして君臨。2007年に16歳でデビューし、今年でキャリア10周年を迎える。東京スポーツ女子プロレス大賞を2年連続受賞。高い身体能力を誇り、その美しい空中殺法から“天空の逸女”と呼ばれる。

公式ブログもチェック! Twitter【@shirai_io】

■紫雷イオ デビュー10周年記念大会〜IOIO〜

3月9日(木)後楽園ホール 18:30〜 紫雷イオ、里村明衣子vs岩谷麻優、橋本千紘ほか全6試合予定。最新情報はスターダム公式サイトにて!