役所広司、被災地ドラマは「見る人のことを思いながら、丁寧に組み立てた」

俳優の役所広司が6日、東京・渋谷のNHKで行われた、主演ドラマ「絆 〜走れ奇跡の子馬〜」の試写会に出席。1,000年以上続くと言われる馬の祭典・相馬野馬追を題材したドラマであること、また、東日本大震災で原発事故の被災地となった場所でもあることから、「見る人のことを思いながら、丁寧に組み立てた」と被災地ドラマでもあることを付け加えた。

なお、物語の中では、震災の日に生まれた子馬を、G1の競走馬へと育てていく様子も描かれる。

役所は、その生産にあたる牧場主・松下雅之を演じる。その他の役どころには、新垣結衣、田中裕子、岡田将生、勝地涼らが配されており、今回の会場にも駆けつけた。

キャストの1人である新垣は「物語を演じるという時点でフィクションになるのですが、私の役（雅之の娘）である将子のセリフには、実際に震災を経験された方の気持ちを代弁したようなセリフもあったと思います」と現場で実感したものを回顧。

「なので、そのセリフを口にする場面では、凄く考えたりして、大事に演じました」と丁寧さを、キッチリ伝えていた。

放送される日時は、3月23日が前編、24日が後編の2夜連続で、夜7時30分から総合テレビにて。

▼ （左から）岡田将生、新垣結衣、役所広司、田中裕子、勝地涼

▼ 新垣結衣

▼ 岡田将生

▼ 勝地涼