にんにくを食べて薄毛対策をしよう!

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にんにくに含まれている成分

にんにくは香味野菜として世界各地で広く使用されていますが、昔は薬用や魔よけとして使われていたようです。

古代エジプトでは労働者の活力を維持するために、にんにくを食べさせたという記録があります。

にんにくを入れると風味が増して美味しくなるため、料理や薬味として利用している方も多いかもしれません。

にんにくには、ビタミンやカリウム、リン、食物繊維、タンパク質などがバランスよく含まれています。

また、にんにくに特徴的な、臭いの元となるアリシンが含まれているため、殺菌、免疫力活性化、ガン予防、スタミナ改善、血栓予防などの効果を期待出来ます。

にんにくのヘアケア効果

にんにくは体に良いことが知られていますが、実は髪にも良いと言われています。

臭いの元となるアリシンには血行を促進する作用があるため、体の血液の流れをよくするだけではなく、頭皮の血行も改善させます。

頭皮の血行が改善されると髪に十分な栄養が届くようになるため、健康でツヤのある髪が生えるようになる可能性があります。

にんにくに含まれるS-アリルシステインには、健康な髪の発育と成長を促すとされているIGF-1(インスリン様成長因子)を増やす作用があると言われています。

また、S-アリルシステインには抗酸化作用があることが知られており、頭皮や髪を健康に保つ可能性があります。

酸化とは、体の中に過剰に産生された活性酸素が体に悪い影響を与える現象のことで、老化やガン、生活習慣病の原因になります。

酸化している状態では、頭皮からも健康な髪が生えないと考えられています。

髪に効果的なにんにくの摂り方

にんにくは、体だけではなく髪にも良い効果があることが分かりました。

では、効果的ににんにくを摂取するにはどうすればよいのでしょうか。

最も良いにんにくの摂取方法は、生で食べることです。

にんにくをスライスしたり、すりおろしたりすると、健康な髪の発育に重要なアリシンとS-アリルシステインが生産されるからです。

にんにくは、スライス、すりおろし、みじん切りなどで細胞が壊れることによってアリシンがより発生すると言われています。

ただ、生でにんにくを食べるのは臭いや辛みが気になる方もいるかもしれません。

加熱をするとアリシンは減ってしまいますが、体内に存在するビタミンB6の作用で全てを失うことはないので、臭いが気になる方は加熱して食べるようにしてみて下さい。

少し臭いが気になるかもしれませんが、私たちの身近な食材でもあるにんにくを積極的に摂るようにして、健康な髪を維持しましょう!