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 日本テレビの土曜9時のドラマ枠を、10時帯に移しての第1弾となる『ボク、運命の人です。』の主演を、KAT-TUNの亀梨和也(31)が務めることが発表された。4月からスタートする同ドラマの共演者には、ヒロインとして女優・木村文乃(29)の出演が決定している。さらに、山下智久(31)も出演することも決定し、ドラマ主題歌を、亀梨和也山下智久による特別ユニット「亀と山P」が担当することも発表された。

 亀梨と山下は、12年前の同枠で放送されていたドラマ『野ブタ。をプロデュース』(同)でユニット「修二と彰」を結成。修二と彰が歌った、同ドラマ主題歌『青春アミーゴ』は、耳に馴染みのしやすいメロディーラインがウケて当時のオリコンミリオンセラーを記録するなど、ドラマ視聴者以外の幅広い年齢層に親しまれるユニットとなった。そんなユニット再結成に、ジャニーズファンからは喜びの声が挙がったようだが、一部では残念に思うファンもいたようだ。

「特にこの知らせを受けて驚いたのは、KAT-TUNファンです。KAT-TUNは昨年5月から充電期間に入っており、このドラマの主題歌を担当することで再始動すると思っていたファンも多かったようです。そのため、この突然の“修二と彰コンビ再結成”の発表に、再始動がもっと延びるのではないかと複雑な心境を抱いているようです」(芸能記者)

 ドラマ放送期間中となる5月で、充電から1年経過することになる。KAT-TUNファンからすれば、この時期に何かが起こるという期待を持っていたようだ。

■新ドラマの裏にある“ジャニーズ事情”

 新ドラマのキャストや主題歌がアナウンスされる一方で、今回のドラマにまつわる“ジャニーズ事情”が早くも囁かれている。まずは、今回12年ぶりに結成された「亀と山P」については、当初関係者からも驚きの声が挙がったようだ。

「そもそもこの企画は、日本テレビが“極秘”で進めていたプランだと言われています。確かに修二と彰は、山下と亀梨の知名度を一気に上昇させました。しかし現在、亀梨は単独ドラマやキャスターとしての露出がある一方で、山下はすっかり露出が減ってしまいました。歌手も俳優も泣かず飛ばずのような状態であるため、前回ほどのヒットは見込めないのではとも言われています」(前出・芸能記者)

 全盛期の勢いがなくなってしまったとも言われる山下だが、今回のユニットとドラマ出演が“救済措置”となるのだろうか。さらに本作では、キャスティングに関してもかなり計算されていると関係者は語る。

「今回のドラマは20代後半の男女が織りなすラブストーリーです。しかし、ヒロインにキャスティングされたのが、既婚者である木村文乃です。おそらくここはジャニーズのスキャンダル対策を考えた結果でしょう。ただでさえ昨年からジャニーズはスキャンダル報道が続いています。そのため以前よりも厳重に、キャスティングにも口を出しているとも言われています」(テレビ局関係者)

 既婚者である木村の抜擢は、「今年は事務所タレントからスキャンダルを出さない」というジャニーズの意思の表れなのだろうか。発表されたばかりの新作ドラマだが、視聴率と共に今後解禁される新情報にも期待したいところだ。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する