やり残したことは全て詰め込んだ? 生まれ変わったトリニティNuAns NEO [Reloaded]の完成度とは

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トリニティは20日、新しいスマートフォン(スマホ)「NuAns NEO [Reloaded]」(型番:NA-CORE2-JP)を発表した。

NuAns NEO [Reloaded]は、昨年1月に発売した同社初のスマホNuAns NEOと同様にさまざまな素材の背面カバーを取り替える仕組みが継承されている。
さらにNuAns NEO [Reloaded]は、NuAns NEOとほぼサイズを統一したことで、NuAns NEOの背面カバーと互換性があり利用することができる。

一方で、NuAns NEO [Reloaded]とNuAns NEOには大きな違いがある。
NuAns NEOは、OSにWindows 10 Mobileを搭載していたが、新しいNuAns NEO [Reloaded]はAndroid 7.1 Nougatを搭載している点だ。

Android OSに変更したことにより、膨大なアプリや人気のゲームなどもプレイできるようになる。さらに、おサイフケータイ(FeliCa)にも対応する。

発売は2017年5月を予定し、本体のみの「CORE」の価格がオープンながら公式ストアでは税抜46,111円、税込49,800円だ。


NuAns NEO [Reloaded]はおサイフケータイ対応

●トリニティが目指した生活の中で使いたいスマホ
そもそもトリニティはiPhoneを中心としたスマホのケースなどといった周辺機器を販売するアクセサリーメーカーだ。

そんな同社が初代NuAns NEOを開発した背景には、生活の中に常にスマホがある時代となったことがある。
これまでの多くのスマホは、プラスチックや金属、ガラスといった無機質な素材で作られている。

トリニティは、もっとライフスタイルに合ったスマホがあってもいいのではないかという思いがあったからだ。

そうした考え方から、背面カバーの交換や、カバーに木や布、皮などの素材を使用した
生活に馴染むスマホを使うという初代NuAns NEOが誕生した。

今回、第2作のNuAns NEO [Reloaded]でも同様の仕様を踏襲し、さらに背面カバーは初代NuAns NEOと共通にして流用できるようになっている。

そのためNuAns NEO [Reloaded]は、パッと見では外観はNuAns NEOと同じなのだが、中身はまったく異なるスマホとなっている。
それだけに、同じ大きさやボタン配置などをNuAns NEOの筐体に収めるのには、かなり苦労したようだ。

販売拠点にいついてもトリニティらしさは継承されている。
初代NuAns NEOは、あまりスマホに興味がない人でも見た目から入れるようにと、伊勢丹などでも販売していた。
NuAns NEO [Reloaded]でも、家電量販店やECサイトだけでなく、ロフトや東急ハンズでも販売される予定だ。


NuAns NEO [Reloaded]の背面カバー

●初代NuAns NEOの購入検討者の95%が望んだAndroid OS
同日開催された発表会ではOSをAndroidに変更した理由として初代NuAns NEOの購入を検討していた人の95%がWindows 10 Mobileではなく、Androidを要望していたからだと明らかにされた。

NuAns NEO [Reloaded]が、Androidモデルになったことで、人気のゲームなども楽しめるようになり、見た目から入る層でも普通に使えるようになるのは大きなメリットだ。

トリニティ 代表取締役社長の星川 哲視氏は、Windows 10 MobileではなくAndroidにして新機種を投入することになった点について
「(初代NuAns NEOでは)やり残したことがあった」と語った。
それが具体的に何かは示さなかったが、Androidモデルとしたことで、より日常生活で活用でき、ライフスタイルにも溶け込めるようになったのではないだろうか。

また搭載するAndroid OSについても、ほとんどメーカー独自のカスタマイズをしていないとのことで、迅速にOSアップデートやセキュリティーアップデートを実施できると公表されている。

見た目やデザイン性は、初代NuAns NEOも評価が高かっただけに、NuAns NEO [Reloaded]ではOSをAndroidに変更した点や、生活防水およびおサイフケータイなどの新機能の対応が充実しており完成後は増している。
初代NuAns NEO以上に、さらに好評となりそうだ。

加えて、SIMフリースマホ市場では、昨年から「HUAWEI P9」や「HUAWEI Mate 9」、「ZenFone 3 Deluxe ZS570KL」など、ハイスペックな高価格帯のモデルも売れ始めているだけに、NuAns NEO [Reloaded]は今年のSIMフリースマホ市場の台風の目にもなり得るだろう。

発売は少し先だが、すでに予約は受け付けており、アンケートに答えて予約・購入すれば背面カバーの「TWOTONEカバー」(上下セット)もしくは「FLIPケース」がもらえる購入者にとっては嬉しいキャンペーンも3月31日まで実施しており、人気を呼びそうだ。

●NuAns NEO [Reloaded]の主な仕様
画面   :5.2インチフルHD IPS液晶
大きさ  :141×74×11ミリ
重さ   :計測中
本体色  :ブラック
SoC   :Qualcomm製「Snapdragon 625(MSM8953)」(2.0GHz CPU×8コア)
メモリー :3GB
ストレージ:32GB、microSDXCカード
バッテリー:3450mAh(取外不可)
カメラ  :背面約1300万画素、前面約800万画素
通信   :Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1
位置情報 :A-GPS
センサー :加速度、ジャイロ、地磁気、近接、磁気、環境光、指紋
端子   :3.5mmイヤホン端子、USB Type-C端子(OTGおよびUSB 3.0対応)


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