「全部、言っちゃうね。 ~本名・清水富美加、今日、出家しまする。」より

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 女優の清水富美加(22)が、宗教団体「幸福の科学」への出家を理由に芸能界引退を発表した。2月12日に同日教団関係者が会見を行い、清水富美加からの直筆のメッセージを公開。教団は清水富美加の出家を「間違いない」とし、引退の経緯についても説明が行われた。

 会見で教団は、問題の背景に所属事務所との「奴隷的な契約形態」があると考える、と説明。清水の給与は契約当初歩合制であったが、仕事が増えるにつれ月額5万円とする契約を迫られたという。またその待遇は丸一カ月休みがない時も変わらず、ボーナスの支給もなかったことも明かされた。

 清水はこれまで、朝の連続ドラマ『まれ』(NHK)や、『世界一難しい恋』(日本テレビ系)などのヒットドラマに出演。また今年は、『暗黒女子』『笑う招き猫』『東京喰種トーキョーグール』といった多数の映画作品でも、出演を控えていたところだ。しかし教団側の主張には、こうした役どころにも自身の意に反する役などもあったとしている。そして、こうしたいつまでも続く所属事務所からの“不遇”に、精神的なバランスが崩れてしまったと説明。こうした清水の精神的な不安定さは、普段のSNSでも連想させる部分があったようだ。

「もともと開設されていた事務所公認のTwitterでも、妙な擬音や抽象的な表現を用いたツイートが話題を呼んでいました。すこし“不思議ちゃん”的な要素がある女優ではあったのですが、こうした精神的なストレスも影響していたのかもしれませんね」(芸能記者)

 さらにある関係者は、清水の精神的なストレスは事務所とのトラブルだけでなく、女性問題で話題になったあの二世タレントが関係しているのではないかと推測する。

■“お騒がせ俳優”のあの男が原因か?

「清水は『まれ』に出演時に共演してた俳優の高畑裕太(23)から、異常に好意を抱かれていました。清水はインタビューでも高畑のことを距離感が近いと評し、リアルに共演NGであると公言していました。もともと精神的に追い詰められていた状態に、さらにこうしたことが重なってしまい、自分をコントロールできなくなったのかもしれませんね」(芸能関係者)

 高畑は、清水に対しかなり熱を上げていたようで、清水がゲスト出演したトーク番組ではビデオメッセージで「今度は君が僕のことを好きな役でどうでしょうか?」と呼びかけていた。清水はこうした高畑の呼び掛けに対し、「いただけないです」とすっぱりと否定。それと同時に高畑に対し、どことなく恐怖を感じていたのかもしれない。

 清水は現在新たに自分用のTwitterアカウントを開設。そこでは、「すり減って行く心を守ってくれようとしたのは事務所じゃなかった。」「自分の真実くらい、自分で語らせて下さい。」などの意味深なつぶやきが、11日以降投稿されている。

「おそらく事務所を介してでは言えなかったことを、こっちのアカウントで吐き出して行くことになるでしょうね。もしかしたら過去の共演者トラブルとして、高畑との件も暴露されるかもしれません」(前同)

 新アカウントでは、以前のツイートのような明るくはじけた雰囲気が、全く感じられないものになっている。今後この新アカウントで、どのような事が告白されるのかにも注目が集まるところだ。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する。