「寿司コース 月」(1人前5,800円)

女性からの「お寿司が食べたい」というオーダーがいつ入るかと、怯えて過ごしている男性よ、安心して欲しい。そんな時には『寿司 高瀬』がついている!

同店ではディナーの寿司コース5,800円を提供。寿司8貫に加え、前菜、お造り、焼き物と全7品を楽しめてこの価格というから驚きだ。

さっそくコース料理を一品ずつ紹介していこう。



(写真上)前菜の「ふぐの煮こごり」(左)と「野菜スティック 酒盗とわさび漬けを添えて」(右)。(写真下)焼き物「白子焼き」。
職人技が光る!前菜2品でほろ酔いに

席に付き「寿司コース 月」をオーダーすると、まずは前菜、そしてお造り、焼き物と運ばれてくる。

この日の前菜は、「ふぐの煮こごり」と「野菜スティック 酒盗とわさび漬けを添えて」。ふぐの皮から出たゼラチンのみで作られる上品な味わいの煮こごりは、時間が経つと付けてしまうほど繊細。口に入れた瞬間にサッととろけていってしまう。

野菜を酒盗とわさび漬けを混ぜた自家製タレに、野菜を付けて味わう逸品もお酒との相性が抜群。前菜2品ですでにほろ酔い気分になれるだろう。



(写真上から)「マグロ」、「筍」、「ヒラメ」、「青柳」、「シメサバ」、「トビウオ」。
仕事が行き届いたお造りに感動

続いては上品に盛りつけられたお造り5点。仕入れ状況により内容は異なるが、この日は「ヒラメ」、「トビウオ」、「青柳」、「シメサバ」、「中トロ」。

なかでも大将のおすすめは、「トビウオ」。塩で締められた身はキュッと締まっており、「お魚を食べているな」という感覚を強く感じられる一品だという。お造り盛り合わせのなかだけでも、細やかな仕事を感じられる。少しずつつまみながら日本酒をゆっくりと味わって。

冬の焼き物は「白子焼き」。仕入れた白子を真水でよく洗い、臭みをとり、サッと焼き上げる。白子のクリーミーな甘さが、引き立つよう味付けはシンプルに塩のみ。レモン少し絞るとあっさりと味わえる。



「海鮮茶碗蒸し」
海鮮たっぷり茶碗蒸しが嬉しい!

『寿司 高瀬』コース料理のなかで注目したいのが「海鮮茶碗むし」。通常茶碗蒸しはお寿司の後に小さな茶碗でサラッといただくことが多いが、同店は寿司前に提供される。

海老、蟹、帆立といった大ぶりの海鮮がたっぷりと入り、キクラゲ、三つ葉、椎茸などの食感の違う食材が歯ごたえの楽しさを演出している。白醤油とみりんのみで味付けされ、優しい味わいに。

海鮮の旨みも広がり、多めの量がありがたく感じるほどに美味しいのだ。


進化し続ける鮨は常に本気モード!



(写真左上から)スミイカ、カイワレの昆布締め、ヒガンフグ、コハダ、厚焼き、中トロ、ホタテ、イクラ、穴子の8貫。
お待ちかね!一品一品、技ありの握り8貫

茶碗蒸しで胃がほっこりと温まったところで、お待ちかねの握りが運ばれてくる。

桜の花の塩漬けを塩と混ぜた桜塩をかけて味わう「スミイカ」をはじめ、ピリッと辛みが効いた「カイワレの昆布締め」、コリコリとした食感が楽しい「ヒガンフグ」など一品一品にこだわりを感じる握りが揃う。

国産の塩イクラを仕入れ、塩抜きをして白醤油、みりん、酒に漬けこんで仕上げる自家製イクラや、砂糖と酒、みりんのみで炊いた穴子なども技ありの握りと言えるだろう。



経験を活かして握られる寿司。現在は赤酢を使用したシャリで握られている。

寿司8貫を存分に味わった後には、野菜たっぷりの味噌汁、果物で締められる「月コース」。

大将は築地の名店『寿司 大』など約50軒を渡り歩いたベテラン職人。そんな大将が手がける品は、繊細で気が利いた料理ばかりだ。



しっとりと落ち着いた雰囲気の個室は4名まで利用可能。
利用の幅が広いのも魅力のひとつ

また、同店はカウンター席だけでなくテーブル席や個室も備える。「水仙」や「萩」といった名の付く個室をリザーブすれば、接待や会食での利用にも最適だろう。

「いいお店知ってるね!」の言葉がもらえること間違いなしの『寿司 高瀬』。シーンに合わせて席やコースを選びながら、ゆっくりと絶品寿司を味わってみてはいかがだろう。