「コロナの玉子サンドイッチ」(680円)。モチッとしたパンに塗られた自家製デミソースとマスタードが味の決め手/喫茶 la madrague

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懐かしの昭和レトロな喫茶店が今ブーム!ノスタルジックな店内と、店主のこだわり満点のレシピ。長年愛される喫茶店には、名物メニューがつきもの。いくつかある喫茶店のメニューの中でも、王道と言えばサンドイッチで決まり。中でも人気の“たまごサンド”はダントツ人気!そこで、関西のレトロ喫茶店の美味しいたまごサンドを超厳選で紹介!

【写真を見る】もとの「セブン」のおもかげをそのままに、「みゅーず」の椅子を配して/喫茶 la madrague

■ 京都の有名喫茶3店を引き継ぎ懐かしの味を継承

「喫茶 la madrague」は、京都の二条城から押小路通りに入った場所にある喫茶店。京都や関西圏の継ぎ手のいない喫茶店などを継承する活動をしている店主が、喫茶「セブン」の店舗と河原町の名喫茶「みゅーず」の家具、そして洋食店「コロナ」の玉子サンドを引き継いだ。懐かしの玉子サンドを求め、昔のコロナファンも訪れている。

【あの「コロナ」から受け継いだ厚さ約10cmの玉子サンド】1945(昭和20)年創業の洋食店「コロナ」が2012年2月に閉店し、同年6月「喫茶 la madrague」が継承した玉子サンド「コロナの玉子サンドイッチ」(680円)。モチッとしたパンに塗られた自家製デミソースとマスタードが味の決め手。牛乳と昆布ダシを加えた卵焼きのプルフワがたまらない。テイクアウト可。

もとの「セブン」のおもかげをそのままに、「みゅーず」の椅子を配して。懐かしさが込み上げる。

店主の山崎三四郎裕崇さんが卵を焼き、パンにはさんで寝かせ、約10分かけて仕上げる。

■ アクセスも至便なコーヒー通行き付けの店

大阪・梅田の「Y・C 梅田店」は、新梅田食道街にある「山本珈琲」の直営店。船内をイメージして造られた店内には、年代物のコーヒーミルやカップが飾られ、クラシカルな雰囲気を醸し出す。朝から夜遅くまでの営業で使い勝手もよく、豊富にそろえたコーヒーを味わいながらゆったりと過ごせる。

【卵をたっぷり5個使った分厚いオムレツがうれしい】「オムレツサンド(ドリンクセット)」(900円)。卵を5個も使用しているというオムレツはふわっふわの食感!単品は700円で、ドリンクセットだとコーヒーか紅茶が選べる。テイクアウト可。

全席喫煙可能の店内。年季の入ったコーヒーミルやカップが並べられているので注目してみて。

「一度に10杯分抽出できる大きなドリッパーで丁寧にいれています」とスタッフの河上さん。コーヒーは全部で13種類。

■ ウインナーコーヒーとサンドイッチの店

大阪・北浜のオフィス街にある「蝸牛庵」は、もとコーヒー専門店。モーニング利用よりランチ客が増えてきた時代の流れに合わせ、いつしかサンドイッチが主役となった。平日の昼は相席になるほど混雑するので、ゆっくり味わいたいなら14時以降に訪問しよう。

【自慢のサンドは全24種!1日200個売れる日も】「とり玉サンドセット」(850円)。鶏と卵の味のバランスが最高。具がしっかり詰まっているのに、パンへのフィット感もいい。店のレギュラーには生クリームが付く。テイクアウト可。

レンガの壁や落ち着いた照明など、古いよさがにじみ出ている。

「豆の味がしっかり出るペーパードリップを使用しています」とマスターの橋本元明さん。【関西ウォーカー編集部】