1月27日に掲載した「有給休暇」の記事。すでに削除されている(画像はGoogleキャッシュのスクリーンショット)

写真拡大

マイナビが運営する女性総合サイト「マイナビウーマン」は2017年1月30日、掲載した記事2本が不適切だったとして謝罪し、該当記事を削除したと発表した。

記事は有給休暇と生理休暇に関するもので、マイナビは「法的趣旨を誤解させる表現」があったとしている。

「ただのずる休みと変わらない」

有給休暇の記事は「意味わかんない!『社会人としてありえない』有休取得の理由7つ!」とのタイトルで、1月27日に掲載された。

社会人女性に対するアンケート結果をもとに、有休取得の「ありえない」理由をピックアップしたもので、「寝坊したから」「やる気が出ないから」「体が痛いから」といった理由を「ただのずる休みと変わらない」などと批判的に紹介。最後には「有休を取ることは働く人の権利ですが、常識ある使い方をしたい」とまとめていた。

これに対し、ネット上では「有休に正当な理由を求める方が『意味わかんない!』」「有給休暇の権利行使に理由も何もない」といった批判が相次ぎ、拡散されていた。

一方、生理休暇の記事は、その前の25日に掲載。「男性に聞いた! 女性が『生理休暇をとる』のはアリ?」というもので、女性の生理休暇取得について男性にアンケートを取り、「アリ派」と「ナシ派」それぞれの言い分を紹介していた。

30日になり、マイナビウーマンはサイト上にコメントを掲載し、両記事には「法的趣旨を誤解させる表現」があったとして、

「内容が不適切と判断し、該当記事を削除させていただきました。読者の皆様に深くお詫び申し上げます」

と、謝罪した。