【激ウマ】ラーメン二郎「どん兵衛」が激ウマ! その名も「どん二郎」が激ウマなんだポン!

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ラーメン二郎といえば日本で最も有名なデカ盛りラーメンだろう。どんぶりの中に隙間なく詰め込まれた極太麺、その上にそびえ立つ野菜のタワー。そして大量のニンニク、分厚いチャーシュー、ギトギトのアブラなどが盛り付けられた、非常にジャンクでありながらも中毒性の高いラーメンなのだ。

気軽には食べられない





しかしラーメン二郎は非常に人気が高く、どの店舗もピーク時には行列ができてしまう。ラーメン二郎に影響を受けた「二郎インスパイア」の店こそ数あれど、味を再現したカップラーメンなどは存在しないため、やはり店にまで足を運ばなければ食べることができない。気軽には食べることができないのがラーメン二郎なのだ。

再現度の高い「どん二郎」



ところが、なんと人気カップうどんの「どん兵衛」を使用して、家でも簡単に二郎の味を再現することができるのだという。



ラーメン二郎のスープとどん兵衛のスープでは当然こってり度合いがまったく異なるが、ベースとなっている醤油味は非常に近いらしく、少し手を加えることで限りなくラーメン二郎の味に近づくのである。これを我々は「どん二郎」と名付けることにした。早速、実際に作ってみようと思う。

もやしとキャベツ、ニンニクを用意





ラーメン二郎を再現した「どん二郎」を作るうえで、欠かすことができないのはやはり新鮮なもやし・キャベツ・ニンニクの3点である。シャキシャキ食感の野菜とパンチの効いたニンニクなくして二郎とは呼べない。カップラーメンで二郎を再現できないのは、やはり二郎が新鮮な野菜ありきだからであろう。

アブラの代用で牛脂を使用





さらに今回はアブラの代表品としてスーパーなどでもらえる牛脂を投入する。もちろん分厚いチャーシューや本物のアブラを使用できるに越したことはないが、これらを必須にすると制作するハードルが大幅に上がってしまう。作りやすさも考慮するならば、もやし・キャベツ・ニンニクの3点に牛脂がベストの組み合わせだろう。

野菜を茹でて、ニンニクを刻む



食材の用意ができたら、キャベツを一口サイズにカットしてもやしと一緒に茹で、ニンニクを細かく刻む。そして並行してどん兵衛にお湯を注ぐ。基本的にはこれだけで調理完了だ。









盛り付けて「どん二郎」完成



調理がひと通り終わったら、あとは豪快に盛り付けていくだけ。どん兵衛の上に大きな山をこしらえる。そして完成したのがこちらだ!







いかがだろうか。これが「どん二郎」である。どんぶりの上に豪快にそびえ立つ野菜のタワー。これだけで相当な二郎感が生まれてくる。ヴィジュアル的には十分に二郎の再現ができていると言えるだろう。



しかし、野菜を盛り付けるだけなら何も難しいことではない。問題は味の再現性である。果たして、どん兵衛はラーメン二郎に近づくことができているのだろうか。



想像以上に「二郎」だった



野菜の山をかき分け、奥底に埋もれた麺を引っ張り出してみると、姿を現したうどんの麺はまるでラーメン二郎の極太麺を彷彿とさせる。確かに、ラーメン二郎の極太麺をインスタント麺で再現するのならばうどんが最適なのだろう。



そのままうどんを口に運んでみる。ズズズーーーーッ!!! ズズズズズゥーーーーッ!!! うおおっ、これは想像以上に二郎である!!

野菜の旨味、牛脂が溶けてもたらしたこってり感、ニンニクの尖った味がどん兵衛の醤油ダシに溶け込み、そして極太麺だ。インスタント麺ベースでラーメン二郎を再現するのならば、これ以上の手段はないと思えるほどに二郎なのである!

野菜は完璧に二郎そのもの



そして野菜はもはやラーメン二郎の野菜そのもの。同じ食材を簡単に調達でき、しかも調理方法は茹でるだけ。それでいてスープの味が忠実に再現されているのである。



麺はどう背伸びしてもインスタント麺なのだが、野菜の再現性は完璧だと言えるだろう。このスープで野菜を食べられるだけでも「どん二郎」を作る価値が大いにある。

油揚げもいい味を出している



どん兵衛のきつねうどんといえば大きくジューシーな油揚げが特徴だが、こちらも非常にいい味を出している。

油揚げ自体には甘口の味付けが施されているが、パンチの効いた味わいになった「どん二郎」のスープとも相性が良いのだ。尖ったニンニクの風味が非常に良いアクセントとなっている。いつものどん兵衛とは一風変わった油揚げを味わえるのだ。

さらに自分好みにアレンジしよう





ラーメン二郎は店舗ごとにトッピングメニューが用意されていたりするが、同様にさまざまな具や調味料を足して自分好みにどん二郎をアレンジするのも良いだろう。

手はかかるが、やはり豚肉が入れば二郎感が増すのは間違いないし、生卵や魚粉などを足しても良い。どん兵衛に野菜のタワーとニンニクさえ足していれば十分に二郎感が出るため、好きなように手を加えても問題ない。

少しの量だけラーメン二郎を食べたいとき、ラーメン二郎に行くことができないとき、無性にラーメン二郎が食べたいとき、そんな時にはこの「どん二郎」を試してみてはいかがだろうか。

■執筆・監修:Mr. Fox

執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/