郡行政委員まで勤めた75歳の男が103歳の義母に強制わいせつ(出典:http://www.mainlinemedianews.com)

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ペンシルベニア州で郡やタウンシップの行政委員を務めていた70代の男が、あろうことか103歳の女性にわいせつ行為を働いて逮捕された。被害にあった女性は元妻の母親で認知症を患っているという。

事件があったのはペンシルベニア州デラウェア郡の人口3万人ほどというラドナー・タウンシップ(Radnor Township)。裕福な人々が暮らすフィラデルフィア郊外の“メインライン”と呼ばれる地域のひとつである。ここで先月23日、地元では実力者として鳴らしていたウィリアム・A・スピングラーという75歳の男が、精神疾患を持つ高齢女性への虐待および強制わいせつなどの容疑で逮捕された。

地元メディアの『mainlinemedianews.com』が伝えたところによれば、この事件の被害者は元妻の母親で103歳。認知症につき介護施設に入所しており、宣誓供述書では先月15日、17日、23日に胸をまさぐるなどの不自然な行為があったとされ、犯罪の性質上ほかにも余罪があるものとみて調査が続けられている。

この事件でラドナーでは、「スピングラー氏とは6年半の付き合いで非常にショック」と語るタウンシップ・マネージャーのロバート・ジェンコフスキー氏が記者会見を開くなど大揺れ。不動産業者で民主党員でもあったスピングラーは32年務めたタウンシップ行政委員を2015年7月に引退したが、デラウェア郡行政委員としても8年の経験があり、地域では大変な実力者であった。それだけにジェンコフスキー氏は、「事実を正直に訴え出てくれた介護職員の勇気を大きく称えたい」と述べている。

スピングラーは1万ドルの保証金を支払うことで保釈となり、現在はラドナーの西に位置するパオリという町に暮らしている。メディアの取材には一切応じておらず、今後は出廷が予定されるたびに大勢の報道陣に囲まれるものとみられている。

出典:http://www.mainlinemedianews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)