大原櫻子に訪れたハタチの分岐点! ミュージカル『わたしは真悟』との出会いへの喜びと期待
「日常」と「仕事」、両方あるから「ぶれずにいられる」
――今回のしずかという役について、「大人と子どもの両面がある」という話をされていました。まさしく大原さん自身がいま、デビュー当時の10代の瑞々しさと、より大人っぽい部分の両方を兼ね備えながら、歩んでいる時期にあるのではないかと思います。
自分の中で、軸として非常に大きいのは、この仕事をやりつつ、日常を普通に過ごしているという部分だと思うんです。いま、大学にも通っているんですけど、ごく普通の大学生活を送りつつ、仕事をしています。
――そのバランスが、ご自分の中で重要なんですね?
もし、お仕事だけをやっていたら、もっと“大人”になっていたかなと思います。でも、大学に行って、同世代の子たちと触れ合うことで、実年齢の「20歳」という部分をきちんと持てている。今回も含め、いろんな役をやらせていただいても、だからこそ、ぶれずに自分を保っていられるんだと思います。
――デビューから数年、仕事面でのご自身の変化や成長はどのように感じていらっしゃいますか?
周りを少しは見るようになりましたね(笑)。わりといままで、好きなことだけに没頭していたけど、視野を広げて、いろんな人の話を聞いて、興味の幅を広げて…。これまで、好奇心はありつつも、どこか頑固な自分もいたんですよね(笑)。
――それが、この仕事を始めて変わった?
いろんな人間を演じるのが仕事なので、それならいろんなことを見ておこうって思うようになりました。作品を見るのもそうだし、人と会ったり、いろんな挑戦をするようになりましたね。
――自分の性格を分析すると? 以前は頑固だったんですね!
でしたね、昔は(笑)。好きなことはやるけど、めんどくさいことは…ってあんまり変わってないのかな(苦笑)。あとは、物事をはっきりさせようとするようになりましたね。曖昧というか、どこかで自分を守ろうとして、みんなと仲良くしようとする部分もあったけど、そういうのはやめよう。好きなものは好き、そうじゃないものはそうじゃないと。
――先ほどの“取捨選択”ですね。演じている役柄に影響されて、性格が変わってくる部分もありますか?
すごくあります! 役柄に教わることもたくさんあるし、良い部分はその後も自分の中に蓄積されていくといいんですけど。冷たい役を演じると、その期間、すごく冷たくなったりもして…(苦笑)。
――ドラマでツンとした女の子などを演じられてましたが…。
『恋仲』(フジテレビ系)で、塩対応の女の子を演じた時期は、お母さんが家で泣きそうになっていました(笑)。キツイこと言うわけじゃないけど「へえ」とかしか返事しなくて、「塩だったわよ」って(笑)。
――役作りのために意識して、そうしているわけでもなく?
全然、そんなつもりないんですよ!
――本人が意識してないぶん、厄介ですね(笑)。
そうなんですよ! 気づかないうちに、自然と言葉遣いが悪くなっていたり…(苦笑)。『死神くん』(テレビ朝日系)で死神にとり憑かれる女の子を演じたときは、その時期、金縛りに遭いまくっていました(笑)。
――いま、演技することの楽しさは、どういう部分に感じてらっしゃいますか?
たとえば、今回のしずかという役は特に「しずかってこういう子です」ということを言われてないんですよ。そこで、自分で役について考えて、考えて…という時間がすごく好きなんですよね。正解があるわけでもない中で、子どもっぽい部分と大人な一面を、自分で幅を広げながら作っていける。それが本当に楽しいです。
真剣に“バカ”でいられる大人になりたい!
――すでに、本作の後には、3作目にして主演の舞台となる『Little Voice(リトル・ヴォイス)』の上演も決まっています。舞台は楽しいですか?
楽しいです! お客さんに生で見てもらえるのが何よりうれしいです。それと、準備期間を長く取って、稽古ができるのもいいですね。今回も、2カ月にわたって稽古しますけど、それだけの時間がなかったら、焦って「ちょっと待って!」となっていたと思います。
――この先の20代のキャリアについて、展望などはお持ちですか?
何度も言いますけど、この『わたしは真悟』に出会えたことが、自分の中で本当に大きくて。ずっとこういう作品をやりたかったんですよ。
――20代スタートの年に、いい作品に巡り合えましたね。
これからもこういう作品をどんどんやっていきたいし、いろんな演出家の人にお会いしたいです。自分のこれまでのテリトリーになかったタイプの作品をどんどんやりたいし、私のライブに足を運んでくれる方たちの心に突き刺さるような作品を作っていけたらと思います!
――仕事だけでなく、ひとりの女性として、20代をどんなふうに歩んでいけたらと考えていますか?
難しいですけど、いま、稽古場でみなさんと一緒にひとつの作品を作っていると、私よりもキャリアも実力もある方々が、自分自身と格闘されているんですよね。みなさん、どこか子どものようでもあって…(笑)。
――年齢を重ねても、子どもの心を忘れていないんですね。
正解のない中で、正解を探っていて、ふとした瞬間に客観的に見たら、すごく失礼なんですけど「みんな、ひょっとしてバカなんじゃないかな…?」って思うような瞬間があって…(笑)。
――すごく高度な探求をしているのか? はたまた、ただのバカなのか…?(笑)
それって、すごく素敵だなと思うんです。そんな大人になりたいなって思います。
――稽古が続いてお忙しい日々だと思いますが、お休みの日はどのように過ごされていますか? オンとオフの切り替えなどで意識されていることはありますか?
運動がとにかく好きなので、ストレス発散も兼ねて、ほぼ毎日、体を動かしています!
――稽古でもかなり激しく体を動かしているのに、さらに家でも運動を…?
確かに(笑)。前回の舞台のときも毎日、ハンパなく疲労していたんですけど、朝起きたら走りに行ったりしていましたね。あとはダンスをしたり、ジムにも行きますし、汗を流すのがとにかく好きなんです。
――先ほどの、屋外での写真撮影で、散歩中の犬に「カワイイ!」と激しく反応してましたが、お好きなんですか?
大好きです! 「赤ちゃんと犬が世界を救う!」って思っているくらい、大好きです。飼いたいんですけど…。
――もし飼うなら…?
目がどこにあるのかわかんないような、黒のトイプー(トイプードル)がいいです!! インスタが「親バカか!」ってくらい、犬の写真で埋まりそうですけど(笑)。
【プロフィール】
大原櫻子(おおはら・さくらこ)/1996年1月10日生まれ。東京都出身。A型。2013年、映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の全国ヒロインオーディションで、約5000人の中から抜擢され、スクリーン&CD同時デビューを果たす。2014年、『水球ヤンキース』(フジテレビ系)で連続ドラマ初レギュラー出演。『恋仲』、『好きな人がいること』で、フジテレビ月9ドラマに出演。歌手としても『サンキュー。』、『キミを忘れないよ』、『大好き』などをリリース。2017年5月に初の主演舞台となる『Little Voice(リトル・ヴォイス)』が上演予定。
【公式Instagram】@sakurako_ohara
【スタッフ公式Twitter】@sakurako_staff
【公式サイト】http://sakurako-web.com/
【YouTube】https://www.youtube.com/user/oharasakurako
大原櫻子(おおはら・さくらこ)/1996年1月10日生まれ。東京都出身。A型。2013年、映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の全国ヒロインオーディションで、約5000人の中から抜擢され、スクリーン&CD同時デビューを果たす。2014年、『水球ヤンキース』(フジテレビ系)で連続ドラマ初レギュラー出演。『恋仲』、『好きな人がいること』で、フジテレビ月9ドラマに出演。歌手としても『サンキュー。』、『キミを忘れないよ』、『大好き』などをリリース。2017年5月に初の主演舞台となる『Little Voice(リトル・ヴォイス)』が上演予定。
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【スタッフ公式Twitter】@sakurako_staff
【公式サイト】http://sakurako-web.com/
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■ミュージカル『わたしは真悟』
日程:2017年1月8日(日)〜26日(木)
場所:新国立劇場 中劇場
原作:楳図かずお『わたしは真悟』(小学館)
脚本:谷 賢一
音楽:トクマルシューゴ、阿部海太郎
歌詞:青葉市子
演出・振付:フィリップ・ドゥクフレ
演出協力:白井 晃
<出演>
高畑充希、門脇 麦、小関裕太、大原櫻子、成河 ほか
http://www.watashingo.com/
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★★ミュージカル『わたしは真悟』パンフレットを抽選で1名様にプレゼント★★
ミュージカル『わたしは真悟』のパンフレットを抽選で1名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
■応募方法:ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
\原作は楳図かずお氏の名作!/
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2017年1月6日
ミュージカル『#わたしは真悟』パンフレットを1名様にプレゼント☆★https://t.co/Veg5va2aA7@livedoornewsをフォロー&このツイートをRTするだけで応募完了です! pic.twitter.com/TikH7dpsEw
■受付期間:2017年1月6日(金)12:00〜1月12日(木)12:00
■当選者確定フロー
・当選者発表日/1月13日(金)
・当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し)のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから1月13日(金)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。1月16日(月)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
■キャンペーン規約
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