平 愛梨写真集 『 ANOTHER ME 』より

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 クリスマスイブの12月24日、都内某所でサッカー日本代表・長友佑都(30)と女優の平愛梨(32)の結婚発表会見が行われた。今年の流行語大賞を生み出した“アモーレカップル”が、めでたくゴールインを迎えることとなった。

 2013年に、三瓶(40)らの紹介で出会った2人は、昨春より交際を開始。今年の6月に一部メディアに交際を報じられた際には、長友は平のことを「僕のアモーレ」と表現し、堂々の交際宣言をしたことでも話題となった。

 また、長友が指輪を渡した際には平から「指輪じゃなくて“じゃがりこ”がよかった」と言われたというド天然エピソードまで飛び出した。さらに、子供については長友が「11人。サッカーチームが出来るくらい欲しい」と仰天プランをぶち上げると、何と平も「大歓迎です!」と同調。それに対して長友が「いいんかい!」と、夫婦漫才のような掛け合いも見られ、会見場は幸せムードいっぱいの笑いに包まれた。平は結婚後、イタリアに移住。引退はしないものの、2017年からは仕事をセーブする方向だという。

 11人の子供を作るともなると、移住後早くから妊活に励まなくてはならないだけに、国内での仕事はかなり難しそうにも見えるが、平にはまだまだ仕事に対する意欲があると関係者はいう。

「自身が6人兄弟のため、長友の11人発言にも笑顔で交わした平ですが、さすがに現実的ではない。現在務めているレギュラー2本も、2017年には“卒業”する見込みですが、ご縁があったらお仕事させていただきたいと語った平の芸能活動への未練は大きく、その度に帰国して来るだけの覚悟はあるようです。妊娠してしまえば一時的な帰国も難しくなるだけに、平の意思で妊活もまだまだ先送りになりそうです」(芸能記者)

 しかし、平の本音は実は違うところにあるようだ。

■長かった下積み時代の執念

 平といえば、2008年にヒロインのカンナ役として出演した映画『20世紀少年』が出世作となり、その後女優業にバラエティにと活躍しているが、芸能界入りは1999年と、その下積み期間は短くない。平としても、この地位をやっと掴んだという想いもあり、そう簡単には手放せないのではと囁かれている。

「伸び悩んでいた下積み時代には、平も一時芸能界引退を意識したそうで、22歳までに売れなければ父親の建築業を手伝うと、母親と話していたといいます。『20世紀少年』のオーディションは最後の大勝負だったようで、あれで合格していなければ、今の平はありません。そんな過去もあって、平はすぐには芸能活動から離れたくないと考えているようで、まだ家庭を優先するわけにはいかず、子供もしばらくはいらないというのが本音のようです」(前出・芸能記者)

 結婚もさることながら、平にとっては芸能活動も親への恩返しだということなのだろう。2017年はどんな幸せを振りまいてくれるのだろうか。今後に注目したい。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。