競馬が「馬に優しいルール」に変更へ!1月から“パッド付ムチ”が義務化

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競馬のルールが「馬の保護」を考慮したルールに代わる。

2017年1月からルールを変更へ

日本中央競馬会(JRA)は12日、2017年から競争ルールを変更すると発表した。

ルールの国際調和と騎手・馬の保護のために「落馬した場合の再騎乗を禁止」に。また、ルールの国際調和と動物愛護の観点から、騎手が使うムチを「パッド付き」に限定する。

衝撃を吸収して、馬の痛みを減少

「パッド付きムチ」とは、衝撃を吸収するパッドが付いて、叩いた際の痛みが抑えられるムチ。

アメリカでは2009年頃に東・西両海岸の競馬場の騎手たちが正式導入に先駆けて緩衝パッド入りのムチの使用を始めた。

競馬主要国のほとんどで義務化

パッド付きムチは日本を除く競馬主要国では既に義務化されており、パッド付きムチを使わないと参加できない国際レースも。

2015年に開催されたドバイ・ワールドカップ諸競馬でも使えるムチはパッド付きのみと規定。通常日本で使われているムチは使用できなかった。

国際機関に「馬の福祉委員会」

近年、競走馬の福祉向上に関する動きが国内外で進められている。

フランス・パリに本部がある国際競馬統括機関連盟(IFHA)は動物福祉団体の活動などを受けて、「馬の福祉に関する委員会」を設立。

馬の福祉についての指針作りや福利理念の見直しなどを行っている。

2011年から、ムチの不適切な使用に制限

日本でも近年、馬の扱いが見直されつつある。

2011年には全国の地方競馬で安全な競馬や馬の福祉の観点から、ムチの使用に関するガイドラインが導入。

国際協約のガイドラインに沿って、馬がケガをするほど過度にムチを使うことや、必要以上にムチを使うこと、わき腹にムチを使うことなどが制限されることになった。

10回を超えるムチ使用で過怠金

また、欧米諸国でムチの使用回数に制限が設けられていることを受けて、日本でもムチの使用に関する取り締まりが厳しくなっているという。

武豊さんのオフィシャルサイトによると、2013年末にムチの使用回数を制限するという通達があり、ムチの使用に10回までという制限が設けられたとか。

制限を超えた場合、1回目が勧告、2回目が過怠金1万円、3回目が3万円、4回目以降は5万円の過怠金が科せられるという。

ネット上の反響はさまざま

パッド付ムチが義務化されることを受けて、ネット上には「大賛成」「痛そうだな〜と思っていたので、良かった」「地方競馬も義務化すべき」という声が。

しかし「馬に乗って競争して金をかける時点でとっくに虐待」「動物愛護の観点からなら、競馬自体をやめればいいのに」という指摘もある。