フロリダで保安官代理がDV被害者の女性に性的暴行(出典:http://www.palmbeachpost.com)

写真拡大

家庭内暴力事件の通報を受けて現場に到着した警察官が、心身ともに非常に脆い状態にある被害者女性に対してまさかの性的暴行を働く。そんな許し難い事件が米フロリダ州で起き、市民から強い怒りの声があがっている。

地域住民に選ばれ、彼らの税金によって報酬が支払われているアメリカの保安官たち。保安官代理も当然ながら大変な信頼のもとで職務にあたっている。ところがフロリダ州パームビーチ郡で今年7月21日、保安官代理によるまさかの性的暴行事件が発生し、ついにその身柄が拘置所に運ばれた。地元メディアの『palmbeachpost.com』が伝えている。

家庭内暴力を受けたことから通報した女性を、こともあろうにその現場で強姦しようとした疑いがもたれているのは、同郡レイクワースで保安官代理を務めるジェイソン・ブライオン・ネバーガル(38)。保安官代理になってから9年。米空軍にも籍を置くことから地域住民からの信頼はとても厚く、今回の事件に関しても本人は性的暴行の容疑を否認して捜査に自ら協力し、保安官事務所からは有給での休職を言い渡されたのみであった。

ところが今年10月、女性の臀部に付着していた体液のDNAがネバーガルのものと特定されて訴追となり、市民の反感が高まった中でついに予備審問のためネバーガルは出廷した。被害者とされる女性はその日のネバーガルの行動について、いずれにおいても制服姿であったとして次のように述べている。

「家庭内暴力の被害につき通報したところネバーガルが来ましたが、『君の顔はキレイだ。2回殴られた人間とはとても思えない。また後で様子を見に来る』と言って去ってしまいました。その後に再び現れると彼は私の髪をつかんでキスをし、胸を触りながら下半身を押し付けてきました。『どうだ、感じるか』と言い、硬くなった男性自身にキスするよう強要されました。」

「ところが『コンドームを持っていないからこれ以上は出来ない。また来る』と言ってネバーガルはズボンのファスナーを上げると帰っていきました。威嚇するような雰囲気ではなかったけれど、とても怖かったです。」

心身ともに傷ついていた被害者女性を、救うことなくむしろ強姦しようとした悪徳保安官代理のネバーガル被告。戦闘功労賞の勲章を授与されるなど、空軍においても評価されていたという。その身柄は現在パームビーチ郡拘置所にあり、設定された保釈保証金は10万ドル。ちなみにこの事件を担当するのはキャロライン・シェパード判事、女性である。

出典:http://www.palmbeachpost.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)