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By Joe A. Kunzler

Appleが地図アプリ市場をリードするGoogleマップに追いつくべく、ドローンを使って最新の地図データを収集し公式地図アプリの「マップ」を強化する可能性がBloombergによって報じられました。また、建物内をナビゲーションする新しい機能の実装も計画されているそうです。

Apple Said to Fly Drones to Improve Maps Data and Catch Google - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2016-12-01/apple-said-to-fly-drones-to-improve-maps-data-and-catch-google

関係者から情報を入手したBloombergによれば、AppleがDJIやAibotixといったメーカーのドローンを使い、道路標識や新しい道路、工事中といった最新の地図情報を収集し、マップに反映させることを計画しているとのこと。カメラとセンサーを搭載した自動車で地図情報の収集を行っているAppleですが、ドローンを使う方が最新情報をより早く収集できると考えているそうです。

Appleは、すでに2015年9月21日にアメリカ連邦航空局にドローンの飛行許可を申請していることが、Bloombergにより入手された資料で判明しています。また、ドローンの導入に積極的な姿勢を見せているAmazonのドローン部門から、少なくとも1人の社員を引き抜いた、とも報じられました。

地図アプリ市場をリードしているのは、Googleマップ。Appleのマップは、Googleマップに頼らない新バージョンを2012年にリリースしましたが、リリース直後は不具合が多発し大きな批判を浴びました。しかし、その後は経路検索や乗換案内機能を実装して改善されています。



Appleは建物の中を見られる新機能と、カーナビゲーション機能のマップへの実装も計画中とのこと。Googleマップに追いつくような魅力的な機能になるのかどうか、注目が集まります。